ウェブ会議の需要拡大 情報倫理に配慮必要

パソコンを通じZOOMシステム活用のアドバイスをする石川さん

新型コロナウイルスの感染拡大で外出自粛や在宅勤務の増加に伴い、インターネットを使ったウェブ会議システムの需要が増加している。講義の様子を配信したり、「オンライン飲み会」でパソコン画面を複数人で共有したり、内容や使い方もさまざま。和歌山県内でも、個人や企業で取り入れる動きが広がっている。

休校に伴い、自宅で講義を受けられるオンライン授業が普及。企業でも時差通勤やリモートワーク推進の動きが高まる中、人の対面を避けながらつながりを保つ手段として今後も需要は増え、環境整備も進みそうだ。

この日、紀の川市荒見の㈱三貴の土井登志代社長が、IT関係のコンサルティング業務などを担うキャリアアイ(和歌山市十一番丁)の石川礼子代表の個人指導を受け、初めてのオンライン講座に挑戦した。

石川さんのもとには、今注目されているウェブ会議システム「ZOOM(ズーム)」配信の設定や活用法の他、テレワークに伴う電子機器の使用に関する問い合わせなど、企業や個人からさまざまな相談が寄せられているという。石川さんはビジネスマナーの講師でもあり、SNSの倫理観などにも精通。SNSの女子情報交換会なども開く。

指導を受けた土井さんは普段、開運方法など対面式の講座を開講。新型コロナウイルス感染防止策として一日1人限定としていたが、「新たな試みを」とオンラインの導入を決めたという。

土井さんはパソコンに向かい、遠隔で石川さんの指導や入念なシミュレーションの手ほどきを受けた後、生徒向けのオンライン講座をスタートさせた。一方の石川さんは、オフィイスで不具合が生じたときすぐに対応できるよう待機し、サポートした。

初めてシステムを体験した土井さんは「新しいことに挑戦するのが好きなので、楽しかった。丁寧な指導のお陰で、これからも(私の仕事である)『夢先案内人』として皆さんを幸せに導くお手伝いができます」と満足そうだった。

石川さんは「何かに挑戦したいという気持ちに歩調を合わせます。100回質問されたらその人に寄り添い100回応えるというスタンスで指導しています」とにっこり。

便利なウェブ会議システムだが、利用の際に特に注意したいのが倫理観やマナー。それを誤るとトラブルに発展する危険性もあるという。石川さんは「ZOOMは画面に映る人の後ろにも人がいるなど、他者への配慮も必要。俯瞰的に捉えることも伝えていきたい」と話している。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。