和市がPCR検査センター開設 新機器も導入

車に乗ったまま検体を採取する

和歌山県和歌山市は20日、新型コロナウイルス感染症が疑われる人に対するPCR検査の検体採取を行う検査センターを保健所(吹上)に開設した。検査を行う衛生研究所(松江東)には新しい検査機器が導入され、感染の第2波に備え、迅速に検査ができる体制が強化された。

検体採取はこれまで、診療所や帰国者・接触者外来で行われてきたが、センターの追加により患者と医療関係者の負担が軽減され、体制が充実する。今後、再び検査数が増えた場合などには、市医師会の協力も得たいとしている。

センターの利用には医師の紹介状が必要で、医療機関を通して予約。車に乗ったまま検温、酸素飽和度の測定、鼻から検体採取を行うドライブスルー方式。月・水・金の午後1時半から3時半まで。

初日はデモンストレーションが行われ、ガウンに手袋、マスク、フェイスシールドを着けた医師と保健師が、ドライバーに向け内容や注意事項を説明し、検体を採取した。

松浦英夫保健所長は「今後来る感染の第2波に備えたものでもある。保健所からうまく広がって、医師や患者の負担が減ることにつながれば」と話した。

衛生研究所には15日に新たに検査機器1台を導入。同研究所では微生物学の知識がある職員4人が検査にあたり、検体から遺伝子を抽出し、試薬を混ぜ、検査機器にかけ、遺伝子の増加傾向などから結果を確認する。

これまでは2台の機器で一日最大40件の検査を行っていたが、新たな機器では、一定の温度で遺伝子を増やし、結果が出るまで従来は2時間ほどかかっていたのが、35分ほどに短縮される。抽出作業などは変わらず人の手で行い、慎重で技術が必要な作業のため時間はかかるが、一日68件の検査が可能となった。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。