救急車やVR防災車を和市に寄贈 塚本さん

目録を手にする塚本さん㊥、尾花市長㊧

地域の人々の命を守る活動に役立ててもらおうと、㈱賃貸住宅センター(和歌山県和歌山市美園町)の塚本治雄代表取締役は、高規格救急車2台や新型コロナウイルス対策のオゾンガス式除染装置をはじめ、総額約1億8000万円相当を和歌山市に寄付した。

塚本さんが寄付したのは、救命処置ができる資機材を備えた高規格救急車2台(1台約3600万円)と、バーチャル・リアリティー(VR)により地震・津波・火災の3種類の災害をリアルに疑似体験できる「VR防災体験車」(約5500万円)、持ち運び式で室内のウイルスなどの除染ができるオゾンガス式除染装置と救命処置用資機材2式(1式約120万円)、寄付金5000万円。

VR防災体験車は、東京消防庁に続いて全国2番目の導入となる。活用により先進的な防災啓発ができるようになり、市民の防災意識を高めることが期待される。

塚本さんは2017年にも高規格救急車1台を寄付しており、多くの人から感謝と喜びの声が寄せられ、「皆さんに喜んでいただけることが私の人生の喜びになる」との思いから今回のさらなる寄付につながった。

18日に市役所市長室で寄贈式が行われ、尾花正啓市長は「新型コロナウイルス対策はこれからも長い時間がかかる。救急体制も整えていかなければならない中で、大変ありがたい寄付を頂いた」と述べ、塚本さんに感謝状を手渡した。

塚本さんは「和歌山市で商売を34年間頑張ってきて、蓄えもできたので、何かお役に立てないかといろいろ考え、救命救急の資機材が一番いいのではと思った。医療従事者の皆さんの環境を充実させてほしい」と話していた。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。