甘酸っぱい香り漂う 中野BCで梅酒仕込み

タンクに投入される南高梅

「梅の日」の6日、中野BC㈱(和歌山県海南市藤白、中野幸治代表取締役社長)でことし初めての梅酒の仕込みが行われた。初日は南高梅約8㌧、約20万粒を漬け込んだ。

約1カ月をかけ、一日に5㌧~30㌧の梅を高さ4・2㍍、直径2・6㍍のタンクに漬け込む。みなべ町の農家から届いた摘みたての梅を職人9人が水洗いし、あく抜きをした後、醸造アルコールと砂糖が入ったタンクにたくさんの梅を漬け込んでいった。コンテナいっぱいの梅が運び込まれると、酒蔵には甘酸っぱい香りが漂った。

南高梅は約4㌢以上の実で熟した手摘みのものを使用。梅酒造りを統括する梅酒杜氏の山本佳昭さんによると、ことしの梅は花が咲くのが早く、収穫時期が早まるかと考えたが、順調に生育し、大きく熟した実ができているという。山本さんは「梅酒は家でもおいしく飲める酒。今はステイホームが叫ばれるので、家で梅酒を造り、家族で過程をじっくり見てもらうのもいい。梅酒で日本を応援できたら」と話した。

仕込んだ梅酒は一部を12月に新酒「梅酒ヌーボー」として出荷し、2021年秋には国内の他、中国、ヨーロッパなど20カ国に出荷する予定。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。