件数減も死者は増加 19年県内の労働災害

2019年県内労働災害の発生状況(事故の型別、かっこ内は死亡災害件数)

和歌山労働局がまとめた2019年の和歌山県内労働災害発生状況は、休業4日以上の死傷者数が1117人で前年より36人減ったが、死者は過去最少だった前年より2人増加の8人となった。

業種別の死傷者数の内訳は、製造業が226人(前年比39人減)と最も多く、商業169人(同18人増)、建設業145人(同5人増)、保健衛生業140人(同1人増)、運輸交通業126人(同17人減)、農林業100人(同7人増)と続き、これら6業種で全体の8割を占めている。

事故の型別では、転倒が228人で最多で、建設業や運輸業で多い墜落・転落が215人、社会福祉施設などで見られる動作の反動・無理な動作が158人、はさまれ・巻き込まれが117人の順となっている。

死者8人のうち5人が建設業で、宅地造成現場の溝の中で作業中にのり面が崩れ、土砂に埋もれた事故や、工場内で腐食していた鉄の床材を踏み抜き、約8㍍下に墜落した事故などがあった。年齢別では半数の4人が60歳以上だった。

同労働局は、第13次労働災害防止計画(18~22年度)に基づき、死亡災害の15%以上減少、死傷災害の10%以上減少などの目標を掲げて対策を進めており、各事業者や労働者にも安全衛生の意識向上などに協力を呼び掛けている。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。