紀州のゆず梅酒金賞 中野BCが仏コンクールで

「紀州のゆず梅酒」を手に受賞を喜ぶ中野社長(中野BC提供)

和歌山県海南市藤白の酒造会社、中野BC㈱のリキュール「紀州のゆず梅酒」がフランスの「第10回リヨン・インターナショナル・コンクール」で金賞に輝いた。リキュール・スピリッツ部門で最高評価を受けたトップ受賞となり、同部門で梅酒がトップ受賞するのはコンクール初となった。

同コンクールはフランス・リヨンで開催され、ワインを主とする権威あるコンクール。著名なフランス料理シェフの協会「レ・トッケ・ブランシェ」とリヨンソムリエ協会が後援。両団体のメンバーが審査を行う。昨年はワイン、ビールを含む3部門で40カ国、7650銘柄がエントリーしている。ことしはリキュール・スピリッツ部門には20カ国268銘柄がエントリーしており、新型コロナウイルス感染症の影響で会場審査を行わず、リモート審査が行われた。

「紀州のゆず梅酒」は新鮮な南高梅を漬け込んだ梅酒に国産ゆず果汁を加え、梅の甘味と酸味、ゆずのすっきり感が味わえる一品。ゆずは香り成分を果皮に多く含むため皮ごと搾っており、加熱処理をせず風味がそのまま残る冷凍保存で使用。フレッシュなゆずの香りが感じられる。梅酒も同社が仕込んだ多くのタンクの中からテイスティングし、ゆずに合う梅酒を選んでいる。

同社では2018年に高野槙を使ったクラフトジン「槙―KOZUE―」、19年には梅酒を蒸留し、製法特許を取得したクラフトスピリッツ「香雪―KAYUKI―」が金賞を受けており、3年連続の受賞となった。

同社の中野幸治社長は「発売した当時は世界で評価されるということは想像していなかった。世界的にゆずが好まれていることを受けて評価いただけたのだと思う」と喜びを語った。

「紀州のゆず梅酒」は同社直営店「長久庵」と全国の酒類販売店で販売中。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。