レジ袋有料化 分かれる対応、無料提供継続も

エコバッグをPRするきいちゃん

プラスチックごみの削減を目的として、1日から全国の小売店などで原則、レジ袋の有料化が始まる。袋の素材によって一部は除外され、和歌山県内の店舗でも対応はさまざま。スーパーマーケットや百貨店に対応を聞いた。

レジ袋の有料化を巡っては、2009年、県や事業所などでつくる「わかやまノーレジ袋推進協議会」が環境問題への意識を高めようと県内スーパーなどに呼び掛けて有料化を実施したものの、足並みがそろわず、浸透させることができなかった。

有料化は昨年12月の省令改正で定められた。厚さ0・05㍉以上で繰り返しの使用を推奨する旨の記載があるプラスチック製の袋やバイオマス素材の配合率が25%以上の袋は有料化の対象外となる。

近鉄百貨店和歌山店(和歌山市友田町)は一部の袋を除き買い物袋を有料化する。対象はビニール袋4種類とクラフト紙を使用した紙袋。ビニール袋は大きさにより2円、3円、5円、10円となり、紙袋は20円となる。店内ではエコバッグを販売している。

オークワは全店舗でレジ袋を有料化する。値段は大きさにより3円、5円、10円に分かれており、周知のため、店舗内に張り紙を掲示してきた。

「マツゲン」を展開する㈱松源は、1日以降も全店舗でバイオマス素材を配合したレジ袋を無料配布する。担当者によると、買い物袋を持たずに店を訪れる客の利便性に配慮した他、エコバッグを洗わずに繰り返し使用する場合に比べて衛生的と考えたからという。

エバグリーンはバイオマス素材を配合した袋を無料で配布する。6月の初めごろから従来のレジ袋をバイオマス素材配合の袋に順次切り替えてきたという。

「わかやまノーレジ袋推進協議会」は、6月29、30日に県内各地のスーパーマーケットで啓発活動「ノーレジ袋キャンペーン」を実施した。29日には県PRキャラクターのきいちゃんが和歌山市中島のオークワ本社中島店を訪れ、買い物客らにエコバッグの持参を呼び掛けた。きいちゃんは「環境のためにエコバッグを使ってほしいワン」とアピール。同協議会が作ったエコバッグが店舗の入り口付近に置かれ、買い物客らが手に取る姿が見られた。

県環境生活総務課の担当者は「海洋プラスチックごみや地球温暖化などの環境問題を解決する第一歩になれば」と話している。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。