海上から楽しむ絶景 和歌浦湾に定期遊覧船

和歌浦湾の絶景を巡る遊覧船が復活(和歌山市提供)

和歌山市の景勝地、和歌浦湾の魅力を海から楽しむ「和歌の浦遊覧船」が4日に始まる。新型コロナウイルス感染症の影響で、4月の予定だった開業が延期されていた。同市の㈲新和歌観船が10月までの土・日曜に定期運航し、地域の新たな観光資源として誘客を図る。

市観光課によると、2017年に和歌浦湾一体が日本遺産「絶景の宝庫 和歌の浦」に認定されたことを受け、市は海上観光交通の導入に向けた調査を行い、18年度に事業提案を公募。以前に遊覧船の定期運航の実績がある新和歌観船が名乗りを上げ、市は19年度に船の改修や乗船券売り場の整備などの費用を補助した。

遊覧船のコースは、和歌浦漁港を出発し、片男波、蓬莱岩、田ノ浦漁港、姥岩、浪早崎、雑賀崎漁港、上人窟、番所の鼻、大島、中ノ島、双子島を巡って和歌浦漁港に戻る約40分。普段はシラス漁に使われている現役の漁船で、臨場感と開放感あふれる海を周遊する。

料金は大人2000円、小人1000円(税込み)。午前9時、10時、午後1時半、2時半、3時半の一日5回運航で、天候の影響などで変更、欠航する場合がある。

通常の周遊コースの他、予約制で、日没の1時間前に出航する「サンセットコース」、和歌山マリーナシティの花火打ち上げを海上から楽しむ「マリーナ花火観覧コース」、「しらす漁体験コース」も楽しめる。

和歌浦湾の観光遊覧船には約90年の歴史があるとされ、和歌浦が新婚旅行先として人気を集めた昭和30年代などは特ににぎわい、平成20年代には一時、定期運航が復活。その後も観光客の要望に応じて個別に運航する場合はあったが、久しぶりの定期便の再開に期待が高まる。

同課は「日本遺産である和歌浦の魅力を海上からも感じてもらえる観光資源になる。運航開始をPRし、多くの人に利用してもらいたい」と話している。

予約、問い合わせは同社(℡090・3165・3458、https://wakanourabay.com/)。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。