和歌山市内初の「道の駅」 18日オープンへ

50種類のオリジナル商品が並ぶ水の市場

和歌山県和歌山市明王寺の四季の郷公園がリニューアルし、市内初の道の駅「FOOD HUNTER PARK(フードハンターパーク)」として18日、オープンする。「BeWild. 野生を楽しもう。」をコンセプトに地元農産品販売の他、地域の食材を使ったレストランを併設し、バーベキューも楽しめる施設。15日には報道機関向けの内覧会が行われ、道の駅の平松泰行駅長は「和歌山市の玄関口として、ここにしかないものを増やし、地元の商品が売れるよう、魅力を発信する施設にしたい」と話している。

同園は、1991年に自然観察の森エリア、95年に緑花果樹苑エリアがオープン。現在は25・5㌶の広大な敷地を持つ農業公園。

開園から約25年が経過し施設の老朽化が進んだことから、2016年度に四季の郷公園リニューアル基本計画の策定に着手。学識経験者などから意見を聴取し地域住民や公園利用者のニーズ調査をして体験型農業ができる整備方針を定めた。

フードハンターパークは食、遊び、学び、育むことを体験できる5エリアで構成。「水の市場」はほぼ全ての商品が同市を中心とした県内産。約50種類のオリジナル商品をそろえ、地元で採れた新鮮な青果や野菜、熊野牛、県産ジビエなどが並ぶ。加工品は約800種類と豊富な品ぞろえ。

地域食材レストラン「火の食堂」は、もともと公園内にあった木造の建物のたたずまいを生かし、内装をリノベーション。中央には大木を配置し、テーブルは廃材を利用。食堂炊所(かしぎしょ)は、手作りの大きなかまどを使用し地元のみそや醤油梅酢、梅酢などをきかせたおかずが味わえる食堂。

カフェ焙所(あぶりしょ)では焙煎機でコーヒー豆をいる香りが漂い、石窯で焼いたパンで作るオープンサンドやケーキ、菓子も楽しめる。ベーカリー焼所(くべしょ)には3㍍四方の大きな石窯があり、和歌山に拠点を置くイギリス人職人が設計したオリジナル。

「炎の囲炉裏(いろり)」はソーセージや熊野牛のステーキをたき火で味わえるバーベキューエリア。タープやバーベキューに関連する備品は全て現地でレンタル可能でまき割りもできる。

8月からは地元農家の指導の下、野菜が栽培できる体験農園「土の農園」をスタート。農具や肥料はそろい、手ぶらで参加でき初めてでも本格的な野菜作りに挑戦できる。

「木の庭」のエントランスにはシンボルツリーの「石抱きのアコウの木」と呼ばれる高木がある。プラントハンターでそら植物園㈱の西畠清順代表取締役が植樹を行った。

地域の交通情報や観光情報など道の駅ならではの情報を発信する「情報発信エリア」や24時間駐車場、シャワー室(有料)も備える。

整備手法は同市初となる事業設計、施工・管理運営を一体的に発注する「DBO方式」を採用。今後は第2弾として、公園内その他の施設(トイレ、遊具、園路、フラワーエリアなど)の整備を行い、2022年4月のグランドオープンを目指す。問い合わせは同所(℡073・499・4370)。午前9時から午後5時まで。

管理・運営は9社で構成されたLLP(有限責任事業組合)FOOD HUNTER PARKが行う。管理運営事業者は次の通り。

㈱日本旅行▽㈱JR西日本コミュニケーションズ▽㈱MuFF▽㈱KUUMA▽㈱アール・エステートサービス▽和歌山電鐵㈱▽城善建設㈱▽㈱サンライズ▽㈱海南社

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。