脳梗塞の後遺症に特化 県初リハビリ施設

明るく広々とした施設内(提供)

和歌山県和歌山市鳴神の中谷病院を母体とし、地域医療に貢献する医療法人裕紫会がこのほど、鳴神に県内初となる脳血管疾患後遺症に特化した保険外リハビリ施設「脳梗塞リハビリステーション和歌山」を新規開設。従来の医療保険、介護保険だけでは実現することのできない質の高いリハビリサービスを提供する。

全国のDPC(診断群分類別包括評価)対象病院の脳梗塞治療実績によると、全国における脳梗塞や脳卒中などの脳血管疾患の発症件数は年間で約31万件、県内では約2600件に上るという(2018年3月~19年4月)。治療を経て退院できても、何らかの後遺症を抱え、生活の再スタートを迎えている人も多く、「後遺症のために思うような生活が送れない」、「施設や在宅で介護保険リハビリを開始したが医療保険のリハビリに比べて物足りない」、また、そもそも介護保険の認定を受けることができず、「リハビリが必要なのに受けられるサービスがない」など、リハビリに関するさまざまなニーズが県内でも増えているという。

同施設は、隣接する病院との連携を生かした医療法人ならではのサポートの下、脳梗塞や脳出血などの脳血管疾患後遺症に特化し、急性期・回復期・生活期を問わず失われた身体機能や動作能力の再獲得を目指す。理学・作業療法士、言語聴覚士、鍼灸師、管理栄養士が、個々の悩みや症状に合わせたリハビリやカウンセリングを提供。2時間半のプログラムで週2回、全16回(24万円~、税別)、それぞれの目標に向けサポート行う。

施設長で理学療法士の田中聖文さんは、「なりたい自分、やりたいことなどを諦める必要はない。リハビリに取り組みながら、良くなっていくことを実感し、どんどん新しい目標を見つけてもらいたい」と話している。

初回体験(無料)では、血管年齢の測定やカウンセリングなどを体験することができる。「まずはいまの自身の体の状態を知ってもらいたい」と田中さん。「施設でリハビリに取り組む時間だけではなく、家で過ごす時間も大切。悩みなどを共有しながら一緒に目標に向かって頑張ってみませんか。ぜひ気軽に問い合わせてもらいたい」と話している。

【脳梗塞リハビリステーション和歌山】和歌山市鳴神120の5▽フリーダイヤル0120・68・4168▽午前9時から午後6時(土曜日は午後1時)まで▽日曜、祝日休み

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。