市高逆転勝ち 小園が東播磨に11奪三振

危なげない投球を見せた小園

秋季近畿地区高校野球大会は18日、京都市右京区のわかさスタジアム京都で開幕。市高(和歌山1位)が粘る東播磨(兵庫2位)を振り切り、初戦を突破した。19日には智弁和歌山(和歌山3位)が東海大大阪仰星(大阪2位)を破り、25日の準々決勝で市高と対戦する。

市和歌山 000002000 2
東播磨     000010000 1
〔市〕小園―松川〔東〕鈴木―田中▽本塁打=田中(市)▽2塁打=杉本(市)熊谷(東)

18日第3試合

1点を追う6回表、この回先頭の5番・田中が初球を捉え左翼へ同点の本塁打。さらに安打と犠打で2死2塁とし、9番の杉本が右中間を破る適時2塁打を放ち、勝ち越しに成功した。

プロ注目のエース・小園は序盤からテンポ良く打者を打ち取り、3回は三者連続三振を奪うなど、圧巻の投球を披露。8、9回は2死から得点圏に走者を背負ったが、いずれも変化球で空振り三振を奪い、ピンチを切り抜けた。

再三の好機にあと1本が出ず計12残塁を記録した市高打線。半田真一監督は「初戦は難しい。(打者が)自分の形で捉え切れなかった。相手は兵庫大会で接戦をものにしてきており、粘り強いチームだった」と振り返り、県2次予選の準決勝から3試合連続で逆転勝ちしていることについては「このチームの一つの特徴かもしれない。先制されても慌てないことを意識した」と話した。11三振を奪い完投した小園については「これまでの経験が投球に生きているように感じる。粘り強くなったかなと思う」と目を細めた。

小園の前に5安打と沈黙した東播磨。加古川北を春夏計2度甲子園に導いた経験がある福村順一監督は、小園の印象について「練習は積んできたが、あれだけのスピードとキレには付いていくのがいっぱいいっぱい。特に左打者に対するチェンジアップやカットボールはキレがあった。うちは2~4番が全員1年生。一冬越えれば対応できるのかもしれないが、まだ時間がかかると感じた」と振り返っていた。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。