智弁の小林・細川を指名 プロ野球ドラフト

活躍を誓う細川選手㊧と小林選手

プロ野球の新人選手選択(ドラフト)会議が26日に東京都内であり、和歌山県内の高校生では智弁和歌山の小林樹斗投手(17)が広島東洋カープ、細川凌平内野手(18)が北海道日本ハムファイターズからいずれも4巡目で指名を受けた。新宮市出身の森浦大輔投手(22)=天理大=も広島から2巡目で指名を受けた。小林、細川の両選手は和歌山市冬野の同校で野球部の中谷仁監督とともに記者会見し、喜びを語った。

小林投手 182㌢、86㌔。右上手から投げ込む直球は最速152㌔を誇り、チェンジアップ、スライダーなどの変化球もキレがある。

会見で指名の感想を聞かれた小林投手は「うれしいの一言。呼ばれた瞬間ほっとした。ファンの方から憧れられる選手になりたい」と笑顔。広島の印象を「選手とファンが一丸となっていて温かみのある印象。レベルの高い投手が多いと思う」と語り、先発か救援かにこだわらず「どこを任されても抑える、勝てる投手になりたい」と誓った。1年目の目標を「1軍で1試合でも投げること」と口にし、憧れの選手にヤクルト・奥川恭伸投手を挙げ、「投げ合えたら勝ちたい」と闘志を燃やした。

細川選手 174㌢、75㌔。50㍍5秒8の俊足と左右に打ち分けるシュアな打撃が持ち味。高校通算25本塁打。智弁では主将も務めた。

会見では「うれしい。札幌ドームは高校の修学旅行で行ったことがある。広くてきれいな球場」と喜びを語り、「盗塁王を獲って通算200盗塁を達成したい。何歳になっても走れるようにしたい」と誓った。内外野を守れるが遊撃手へのこだわりをのぞかせ、「遊撃を始めた時から中途半端にしないつもりでやってきた。送球は苦にしていない。もっと捕球の技術を磨きたい」と強調。安定した守備に定評のある中島卓也内野手とチームメートになることを喜び、「守備のことをたくさん聞きたい」と目を輝かせた。栗山英樹監督の著書を購入したことがあるといい、「まだ読んでいないのできょうから読みます」と笑顔。会見後の取材では中学の硬式日本代表で共にプレーした井上朋也内野手(花咲徳栄高)がソフトバンクから1巡目指名を受けたことにふれ、「ずっと連絡を取り合っていてお互い野球のことで質問攻めにしている。負けたくない」とライバル心をあらわにした。

中谷監督がエール

中谷監督は「本気でプロを目指し努力してきた」と2人を祝福。小林選手について「入学時から150㌔を超えてくる投手になるんじゃないかと思っていた。まだまだ粗削りで未完成。プロの指導者の方に鍛えていただき、大投手になってほしい」と期待を寄せた。広島には智弁OBの林晃汰内野手がいることにふれ「すごく心強い。先輩に食らいつきいろいろ教わってほしい」と話した。細川選手のことは「優しくて家族思い」と評し、「ケガをせず息の長い選手になってほしい」とエール。日本ハムについて「隙がなく、きっちりした野球をする。(現在の主砲)中田翔選手が2軍でたくさん本塁打を打っても1軍に上げなかったこともあるなど、球団を挙げて選手の育成を徹底してやられる印象がある」と好印象を口にした。

森浦投手

新宮市出身の左腕。同市立緑丘中学校から天理高に進み、春夏の甲子園に出場。天理大でも下級生のころから活躍してきた。140㌔台の直球とチェンジアップが軸の投球には安定感があり高評価を受けた。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。