各分野で顕著な功績 秋の叙勲に県内40人

各界の功労者に贈られる秋の叙勲の受章者が3日に発令され、和歌山県関係では40人(うち女性3人)が受章する。内訳は旭日小綬章が2人、旭日双光章が8人、旭日単光章が1人、瑞宝中綬章が1人、瑞宝小綬章が4人、瑞宝双光章が10人、瑞宝単光章が14人。県からの上申者の一部は5日県庁で伝達式が行われる。晴れの受章者は次の皆さん。

【旭日小綬章】片山博臣(73)元㈱紀陽銀行頭取、和歌山市毛見▽溝端莊悟(77)元県公安委員会委員長、かつらぎ町妙寺

【旭日双光章】池田卓司(71)県行政書士会副会長、海南市九品寺▽岩本研(70)元県薬剤師会会長、和歌山市小松原通▽左海凱隆(78)県食品衛生協会副会長、田辺市福路町▽辻本意典(85)元有田市議会議員、同市初島町里▽中谷保(70)元県警備業協会会長、かつらぎ町妙寺▽堀昌弘(76)元全日本鍼灸マッサージ師会副会長、和歌山市鳴神▽万賀幸雄(73)元有田市議会議員、同市箕島▽山本尚夫(74)元海南医師会会長、海南市名高

【旭日単光章】堀本京子(75)㈲串本儀平取締役、串本町串本

【瑞宝中綬章】森川隆之(80)和歌山大学名誉教授、和歌山市善明寺

【瑞宝小綬章】田中幹男(70)元和歌山市消防正監、同市藤田▽野添勝(75)元県知事公室長、海南市溝ノ口▽藪添泰弘(75)元公立高等学校長▽吉田喜三郎(77)元県警察本部刑事部長、有田市港町

【瑞宝双光章】植田範矢(72)保護司、紀の川市名手市場▽大谷熈雄(75)学校薬剤師、橋本市古佐田▽木村圀夫(85)元公立小学校長、上富田町生馬▽久保守(70)元日本郵政公社職員(特定郵便局長)、和歌山市吉礼▽嶋田博次(74)元公立小学校長、和歌山市平尾▽鈴木常二(75)元公立小学校長、紀の川市貴志川町井ノ口▽中山皖市(75)元公立中学校長、紀の川市北涌▽鮒田起昇(71)元日本郵政公社職員、新宮市橋本▽山﨑博司(79)元有田川町副町長、同町下六川▽寄住敏和(82)元美浜町選挙管理委員会委員長、元日本郵政公社職員、美浜町濱ノ瀬

【瑞宝単光章】浦河秀行(67)元御坊市消防団分団長、同市塩屋町南塩屋▽大江冨夫(75)元白浜町消防団副団長、白浜町▽岡睦美(68)元高野町消防団副団長、同町花坂▽亀井清(73)元田辺市消防団副団長、同市龍神村龍神▽菊地一富(61)元大阪瓦斯㈱南部導管部保全チーム維持供給グループチーフ、橋本市紀見ケ丘▽楠木一明(72)元有田川町消防団副団長、同町金屋▽小西守美子(59)元医療型障害児入所施設「和歌山つくし医療・福祉センター」保育士、岩出市水栖▽下前光紀(80)元海南市消防団副団長、同市溝ノ口▽竹野晃子(60)じろうまるこども園主幹保育教諭(60)和歌山市中之島▽寺井賀文(64)元広川町消防団長、同町上津木▽松下浩道(73)元和歌山市消防団副団長、市直川▽山上寛恭(68)竹工品製造業従事者、橋本市東家▽山口俊夫(72)元新宮市消防団分団長、市あけぼの▽吉村暢洋(67)元新宮市消防団分団長、同市佐野

 

院外処方箋発行に尽力

1976年に第一薬科大学卒業後、流通業の勤務を経て84年に㈲岩本薬局で薬局業務に従事。調剤はもとより一般用医薬品の供給その他、薬事衛生に誠心誠意尽力し、地域住民の健康管理や環境衛生の向上に寄与している。

2006年から12年の3期6年間にわたり、社団法人県薬剤師会会長を務めた。

当時は県の医薬分業は進展しておらず、県における院外処方箋の発行状況率は00年では20%に満たなかった。2002年、県立医科大学付属病院が院外処方箋を全面発行。また、岩本さんが医師会や薬業界への協力を働き掛けたこともあり、現在では院外処方箋発行率が60%近くまで上昇している。

岩本さんは「薬を取り巻く制度は日進月歩で進んでいる。在宅で医療を受ける患者を医師や看護師、ヘルパーとチームで患者を見守る地域連携薬局が必要とされる。一方で、がんなどの専門の医療機関で処方箋を受ける高度な知識が求められる薬剤師と二分する」と、今後の業界への課題にも勉強が必要と考える。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。