梅の収穫量日本一 和歌山県が56年連続

梅の都道府県別収穫量割合

2020年の和歌山県産の梅の収穫量は4万2800㌧で、作柄が悪かった19年産と比べても1万6200㌧(28%)の大幅な減少となったが、1965年から56年連続で全国1位を記録したことが近畿農政局の統計で分かった。収穫量は全国の58%を占めており、出荷量は3万9900㌧(前年比28%減)だった。

実が収穫できる農地の面積を示す「結果樹面積」は、近畿全体の5500㌶のうち和歌山が4910㌶で、前年産に比べて50㌶(1%)減少。生産者の高齢化による廃園、他の果樹への転換などが原因とみられる。

10㌃当たりの収量は841㌔で、前年産を319㌔(27%)下回り、31年ぶりに1000㌔を割り込んだ。

生育状況をみると、開花期は、前年12月から2月にかけて高温だったことから、前年産より早くなった。開花期が早まったことや、開花期間中の一時的な低温の影響によって花粉を媒介する昆虫の活動が鈍くなり、受精不良が多く発生したことなどから、結果数は前年産に比べて大幅に少なくなった。

果実の肥大も、4月下旬から6月下旬にかけての少雨により進まなかった。

都道府県別の収穫量の割合は、県産がトップの58%を占め、次いで群馬県が7%、福井県が2%で続いている。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。