都市対抗Vのルーキー 有田出身の津田選手

ルーキーながら優勝に貢献した津田選手

全国の強豪32チームが出場し、熱戦を繰り広げた社会人野球の第91回都市対抗野球大会は、埼玉県狭山市代表のHONDAが11年ぶり3回目の優勝を飾った。HONDAには、和歌山県有田市宮原町出身で和歌山御坊ボーイズ/ジュニアタイガースの一員だった津田翔希選手(23)が所属し、ルーキーながら本大会全5試合に、2番三塁手でフル出場。打率3割3分3厘、無失策と攻守で優勝に大きく貢献した。

津田選手は宮原少年野球クラブで野球を始め、中学時代は御坊ジュニアタイガースに所属。プロ野球オリックス・バファローズの富山凌雅投手(23)=御坊市出身=と同期で、内野手兼投手として活躍した。

高校は埼玉県の強豪・浦和学院に進み、抜群の守備力と安定感のある打撃で1年からレギュラーを勝ち取り、夏の甲子園に出場。2年時の神宮大会は準優勝、3年時の春のセンバツでは3番遊撃手として4強進出の原動力となった。侍ジャパン高校代表にも選ばれ、U―18W杯準優勝に貢献。東洋大学時代は4年間で失策1と、守備職人として存在感を示し、今春、HONDAに入社した。

都市対抗野球本大会では予選を勝ち抜いた32チームがトーナメントで争い、HONDAは1回戦で大阪ガス(大阪市)を12―5、2回戦はENEOS(横浜市)を3―2(延長10回サヨナラ)、3回戦で西部ガス(福岡市)を4―1、準決勝はセガサミー(東京都)を6―2で撃破。今月3日に東京ドームで行われた決勝は、NTT東日本(東京都)を4―1で退けた。

津田選手は5試合で通算24打席に立ち、15打数5安打の3割3分3厘を記録。犠打6、四死球3とつなぎ役として数字以上の活躍を見せた。“本職”の守備では無失策で、最高のルーキーイヤーとなった。

「都市対抗という歴史ある大会で優勝できて、うれしいのひとこと。納得のルーキーイヤーでした」と喜びいっぱい。「御坊タイガースではチームメートに恵まれ、中学時代からレベルの高い野球ができたことが高校、大学へとつながった。富山の活躍も刺激になっています」といい、「もっと力強い打撃ができるよう、体を大きくして、スイングスピードも高め、社会人のレベルに達していけるように頑張りたい」とさらなる活躍を誓った。

中学時代の恩師、御坊タイガースの山﨑幸二会長は「中学時代からセンスが抜群で、特に守備は中学生のレベルを超えていた。浦和学院で甲子園出場、東洋大でも1年からレギュラー、HONDAでは1年目から結果を残し、自慢のOBです。このままけがなく今度はプロを目指してほしい」とエールを送っている。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。