陛下との思い出 ボーイスカウト山本連盟長

天皇陛下と出会いを重ねてきた山本さん

天皇陛下は23日、61歳の誕生日を迎えられる。約40年にわたり陛下との出会いを重ねてきた日本ボーイスカウト和歌山連盟の山本一郎連盟長(85)は、ボーイスカウト運動に心を寄せ続ける陛下への敬意を新たにし、来年秋に出席を予定されている日本連盟100周年記念式典を迎えるのを心待ちにしている。

陛下と山本さんの最初の出会いは1982年8月、ボーイスカウトの国内最大行事「第8回日本ジャンボリー」で、陛下(当時は浩宮さま)をキャンプに案内する役を務めたこと。その後も、日本のボーイスカウトの最高位「富士スカウト章」の受章者を引率して東宮御所を訪問した際などに陛下と接してきた。

2019年11月28日、忘れ難い思い出が一つ増えた。天皇皇后両陛下が京都御所で即位記念の茶会を催され、山本さんは招待を受けた。

体が不自由な山本さんは車椅子で出席。両陛下が会場を退出される際、山本さんを介助していた宮内庁職員が出口が見える場所に車椅子を進めると、山本さんに気付いた陛下が戻ってこられ、車椅子の前でしゃがんで声を掛けられた。

思い掛けないことに「びっくりしました。立とうと思いましたが立てなくて」と山本さん。「ご即位おめでとうございます」と、何とかお祝いを伝えると、陛下からは、初めてお会いする皇后さまを紹介され、感激のひとときとなった。

皇室とボーイスカウト運動の関係は深く、昭和天皇は1921年、スカウト運動の創始者ベーデン・パウエル卿と会見し、青少年を育てる理念に共感され、日本連盟の50周年式典にも出席された。

来年秋の100周年式典には、陛下が出席を予定されている。山本さんは、元気にその日を迎え、陛下がボーイスカウト運動への期待と励ましの言葉をかけられる様子を見たいと願っている。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。