プロも注目の逸材 市高の小園投手と松川捕手

甲子園での活躍を誓う小園投手㊧と松川捕手

19日開幕の第93回選抜高校野球大会に出場する市和歌山。中心選手としてチームを引っ張るのが、エースの小園健太投手(2年)と主将の松川虎生捕手(同)だ。プロのスカウトも注目する2人の魅力を紹介する。

2人は中学時代、硬式野球チーム「貝塚ヤング」で共にプレー。2019年春にそろって市高に進学した。2人が入学する直前、市高は選抜で2勝を挙げ8強入り。全国に「市和歌山」の校名をとどろかせた。

戦力充実のチームに加わった2人は入学直後の春季大会から活躍を見せる。松川選手は4番・三塁としてスタメンに名を連ね、チームを代表する長距離砲として大きな存在感を示した。小園投手は春季大会決勝の智弁和歌山戦で試合の途中から登板すると、勢いのある直球で智弁打線を封じ、半田真一監督を喜ばせた。

小園投手は最速が150㌔を超えるまでに成長。球の速さに目がいきがちだが、安定した制球や多彩な変化球も評価が高い。手元で小さく変化する球は直球と見分けがつきにくく、多くの打者を惑わせてきた。昨秋の県二次予選・準決勝では宿敵の智弁和歌山と対戦。3回までに3点を失ったが中盤以降、粘り強い投球で智弁打線を無得点に抑えていく。小園の好投に応えるかのように打線が奮起。8回に4番・松川の適時打などで一挙4点を奪い逆転勝ちを果たした。強豪集う近畿大会でもその投球は光った。3試合で22回を投げ、失点はわずか1。1回戦で対戦した東播磨の福村順一監督は「左打者の内角に来るカットボールは打つのが難しい」と話した。

松川選手は一振りで試合を決められる長打力が魅力。高校通算本塁打は30本を超える。引っ張っての長打も魅力だが、右方向へも打つことができ、相手投手にとっては厄介な存在だ。昨秋の県二次予選では3試合連続で打点を挙げ、決勝の和歌山東戦では1点を追う3回に逆転の3点本塁打を放つなど、主砲としての活躍が光った。捕手としての能力も高く、扇の要としてチームを支える。

2人にとって初めてとなる甲子園。小園投手は「甲子園を目指して高校野球をやってきた。今までで一番良い投球を見せたい」と意気込み、松川捕手は「バッテリーとして助け合いながら日本一を獲りたい。夢の舞台で本塁打を打ちたい」と活躍を頭に描いている。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。