太平洋岸自転車道が完成 終点加太に記念碑

除幕された「太平洋岸自転車道」終点のモニュメント

千葉県銚子市から和歌山市加太に至る全長約1400㌔の「太平洋岸自転車道」の整備完了を記念し、同市は28日、終点となる淡嶋神社前広場で記念モニュメントの除幕式を行った。国や市、和歌山、千葉両県の関係者らが集まり、整備開始から約半世紀を経たルートの完成を喜び合った。

同自転車道は、千葉、神奈川、静岡、愛知、三重、和歌山の6県の太平洋岸を走るルートで、沿線には世界遺産・富士山をはじめ日本を代表する観光地、景勝地が多数ある。

1970年、遠藤三郎元建設大臣らの提唱により「自転車道整備法」が議員立法で成立したことを受け、同自転車道は73年に整備を開始。長く中断されていたが、東京五輪・パラリンピックを機に、訪日外国人の利用増などを目指すとして整備が再開され、ことし1月には、国がサイクルツーリズム推進策の一環として指定する推奨ルート「ナショナルサイクルルート」の候補に選ばれ、2月から指定に向けた審査が行われている。

除幕式は強い風雨の中、テントを設置して行い、主催者の尾花正啓市長は、整備に尽力した関係者に感謝し、「広大な太平洋のように沿線地域が発展することを祈念している」とあいさつした。

自転車道整備法成立当時の遠藤元建設相の秘書で、県サイクリング協会会長を務める二階俊博自民党幹事長は「和歌山の景観を日本中の人に見てもらえる意義は非常に大きい。地元の人だけでなく、多くの国民に楽しんでもらえるよう、観光資源として盛り上げてもらいたい」と期待を寄せた。

式典には、仁坂吉伸知事や県選出の国会議員、国土交通省幹部の他、起点の千葉県の国会議員や県議らも出席した。

モニュメントは、同自転車道の統一ロゴと全ルートの地図表示が組み合わされており、地図の上に自転車を置いて記念撮影ができるようになっている。

除幕の後、サイクリストたちがモニュメント前から祝賀走行へと出発した。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。