神出氏が無投票5選 住みよいまちづくりへ

無投票当選が決まり万歳三唱する神出氏

任期満了に伴う海南市長選が4日に告示され、現職で無所属の神出政巳氏(70)の他に立候補の届け出はなく、無投票での5選が決まった。旧市の市長を含めると連続で6回目の当選。「住みやすいまちの実現」を公約に掲げてきた神出氏は「職員の皆さんと一緒に取り組んできた海南市政が市民の皆さんに評価されたということで、うれしく思う。これからは市民の安心安全のため最優先にワクチン接種の取り組みたい」と抱負を述べた。

新型コロナウイルス感染防止のため、これまで大規模な集会などは開かず、支持者や有権者に直接呼び掛けることはしなかった。

この日、午後5時に立候補の届け出が締め切られ当選が決まると、小雨の降る中で名高の選挙事務所前広場に集まった多くの支持者の他、岸本周平衆議院議員や尾花正啓和歌山市長、川崎一樹市議会議長らが街宣を終えて戻ってきた神出氏を祝福の拍手で迎えた。支持者らは声を出さず高垣光弘後援会事務局長の発声のみで万歳三唱を行い、全員で当選を喜んだ。

橋本静児後援会事務長は「6回の無投票当選は市民の皆さんに信頼を得ているのではないかと自負しています。今後も神出政巳をよろしくお願いします」と謝辞を述べた。

神出氏は海南高校卒業後、明治大学大学院を修了。1983年に市議会議員に初当選し、95年から県議会議員を務めた。2002年にあった旧市長選で初当選し、05年には旧下津町との合併に伴う市長選で当選し初代市長となった。

当選後に報道対応した神出氏は、「市民が一番望んでいる新型コロナのワクチン接種をいち早く進めること」を喫緊の課題に挙げた。「ワクチン接種が落ち着いた後、ポストコロナになれば津波防波堤事業や国道42号の有田海南道路の拡幅工事など、大きな事業をこの4年間で何とかめどを付けたい」との考えを示した。また、南海トラフ巨大地震に備えた、わんぱく公園を改修し、中央防災公園とするリニューアル工事などを推進し、「市民の安心安全に努めたい」としている。

当選後の初登庁は6日に行われる。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。