情熱燃やし続け20周年 和歌山フラメンコ協会

式典のオープニングを飾った森会長(中央)らによるステージ

設立20周年を迎えた和歌山フラメンコ協会(森久美子会長)の記念式典と祭典が16日、和歌山市毛見の和歌山マリーナシティで行われた。森会長は「フラメンコを通して一人でも多くの人に笑顔になってもらい、それが伝播して明るい社会になるよう、これからも精進していきたい」と決意。恒例の噴水前広場での「フェリア・デ・セビジャーナス」では華やかな衣装を身にまとった会員が情熱的な踊りで魅了し、本場スペインにいるかのような熱気に包まれた。

「『大好きなフラメンコの花を和歌山に咲かせたい』と協会を立ち上げて以来、環境は大きく変わりましたが、私の思いは20年前と何ら変わっていません。今も熱く燃えています」

式典であいさつに立った森会長は、感謝の言葉とともに歩んできた20年を振り返った。

同協会は、県内でのフラメンコの第一人者である森さんが中心となり、2001年に設立。現在は約130人が所属している。毎年ポルトヨーロッパで、本場スペインで春にあるフラメンコの祭典を再現した「フェリア・デ・セビジャーナス」を開催する他、スペインから一流の舞踊家や演奏家を招へいし、フラメンコの魅力を伝えてきた。また、地元の伝説を題材に和楽器などを取り入れ、スペインと日本の文化を融合させた舞台芸術を県内外で公演するなど、和歌山の文化振興にも寄与している。

式典は、新型コロナウイルス感染予防のため、手指の消毒や参加者の検温を実施。岸本周平、門博文両衆議院議員ら来賓も出席し、森会長を含む5人のメンバーによる喜びのフラメンコ「アレグリアス」で華やかに幕を開けた。

森会長は、これまでのイベントや舞台を通して、見た人の反応や声が大きな原動力になったといい「私たちの活動が誰かの心に火をつけたり、勇気や道しるべになったりすると感じる出来事もあり、たくさんの出会いに支えられてきた」と感謝の思いを伝えた。

式典後、午前に噴水広場で催された「フェリア・デ・セビジャーナス」では、小雨が降る中、会員ら約40人が陽気な音楽に合わせて華麗なフラメンコを披露。異国情緒たっぷりに舞うと、来園者は足をとめて携帯電話のカメラや動画に収めていた。

その他、「情熱のフラメンコライブ~パッションフラメンコ~」も開かれ、ギターと歌声の生演奏に合わせて4組が迫力のあるステージを届けた。

同協会は11月3日、県民文化会館で20周年記念公演「もののけの森のマリア」を予定している。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。