わかやま布引だいこん 県内農産物でGI初登録

GIに登録された「わかやま布引だいこん」(JAわかやま南部営農センター提供)

和歌山市の布引周辺地域で生産される「わかやま布引だいこん」が、地域ブランドを国が保護する「地理的表示(GI)保護制度」に県内の農産物で初めて登録された。県内でのGI認定は農林水産省所管の「紀州金山寺味噲」、国税庁所管の「和歌山梅酒」に次いで3件目。登録生産者団体のわかやま農業協同組合は「登録までに足掛け7年、『やっと』という思い。ブランド価値が高まることは、生産者にとっても大きな励みになる」としている。

GI保護制度は、地域で長年育まれた伝統と特性を有し、その品質などの特性が生産地と結び付いている農林水産物や食品の名称を知的財産として保護するもの。地理的表示への登録は108品目となった。

GIマークを表示することでブランド価値が高まり、今後、海外でのブランド保護に向けて有効になる。

布引だいこんの登録生産者団体は、わかやま農業協同組合(坂東紀好代表理事組合長)。生産者は南ブロック大根生産販売協議会の47人で、登録された生産地の範囲は同市の布引、内原、紀三井寺、毛見の4地区。

布引だいこんは和歌浦湾に面した、さらさらとした砂質土壌で生産される青首ダイコンで、根部の上から下まで太さがそろいヒゲ根が少ない。毛穴が浅く肌が美しく張りと艶があり、みずみずしく非常に柔かいのが特徴。

産地に適した品種の選定と、徹底した生育日数の管理で適期収穫を行い、京阪神などに出荷。安定した品質を保ち、高い市場評価を得ている。出荷時期は毎年11月から翌年5月まで。出荷量は約4500㌧。

同組合では「品質管理が保証された地域ブランド産品として、海外への展開を含め、これからも地道にいいものを作っていきたい」としている。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。