コロナ禍前の4割弱 GWの観光客42万人

2021年 GWの観光客数

ゴールデンウイーク(4月29日~5月9日、11日間)に和歌山市や白浜町など県内の主要観光地7カ所を訪れた観光客数は41万5660人で、新型コロナウイルスの緊急事態宣言が全国に発令されていた2020年(12日間)の7・6倍に増えたが、19年(10日間)に比べると4割弱の水準にとどまった。県観光振興課は「宿泊、日帰り客数ともに回復傾向となったものの、コロナ前の状況にはまだ回復していない」としている。

調査対象は、和歌山市、高野町、田辺市龍神村、同本宮町、白浜町、那智勝浦町、串本町の7地域。

全体では宿泊客が20年比1195・4%の6万4550人、日帰り客が同712・2%の35万1110人となり、宿泊客は11倍、日帰り客は7倍まで増加した。一日平均では宿泊客が5868人(前年比5418人増)、日帰り客が3万1919人(同2万7811人増)、総数は3万7787人(同3万3229人増)だった。

好調だったコロナ禍前の19年との比較では、宿泊客は30・3%、日帰り客は40・3%、総数は38・4%にとどまり、依然として観光への打撃は続き、特に宿泊への影響が大きいことがうかがえる。

和歌山市は、19年比44・0%の14万620人(宿泊6870人、日帰り13万3750人)で、総数では高野町に次いで回復幅が大きかった。20年7月に道の駅「四季の郷公園」がリニューアルオープンしたことや、新型コロナ感染拡大への不安から遠出を控え、近場で済ませようとする人が多かったことなどが要因とみられる。

高野町は、19年比47・9%の4万5660人まで回復したが、このうち宿泊客数は、19年の1万8900人に対し、わずか50人。インバウンド(訪日外国人旅行)の激減が大きく影響した。

その他の5地域は、19年比で30%台の回復にとどまった。いずれも、20年は休業だった宿泊、観光施設が営業していたことによる増加や、アウトドアブームによりキャンプ場を有する地域での増加などがみられたものの、大幅な回復には至らなかった。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。