感謝を胸に全力 高校野球和歌山大会開幕

選手宣誓をする冷水主将

第103回全国高校野球選手権和歌山大会が9日、和歌山市毛見の紀三井寺公園野球場で開幕した。昨年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で夏の甲子園が中止になったため、甲子園につながる和歌山大会は2年ぶりとなる。開会式には出場校の主将が参加し、元気な姿を見せた。

開会式は新型コロナの感染拡大防止のため入場行進はなし。雨の影響で開始時間は当初の予定から1時間遅れ、午後1時となった。

球場の外野に集まった主将らは、大会歌「栄冠は君に輝く」が流れる中、腕を振り、足を上げ、マウンド付近に向かって行進。内野に横一列で並んだ。

一昨年夏の第101回大会の優勝旗の返還があり、智弁和歌山の宮坂厚希主将が優勝旗を返還した。

県高野連の中村憲司会長は開会の言葉で「健康、安全を第一に大会を進めてまいります」と強調。選手たちに向かって「君たちは1年間厳しい環境の中でよく頑張り、人として大きく成長した。皆さんのはつらつとしたプレーを期待しています。ここ紀三井寺で今までの思いを一投一打に込めてプレーしてください」と呼び掛けた。朝日新聞社和歌山総局の築島稔総局長は「大会が実施できることを大変うれしく思います。悔いのないよう全力を出し切ってください。野球ができる喜びを感じながら自分のベストを出し切ってください」と呼び掛けた。選手を代表し、海南の冷水悠真主将が「野球ができることに感謝し、最後まであきらめず全身全霊でプレーすることを誓います」と宣誓した。

この日は笠田と紀北農芸の1試合が行われた。開幕試合のアスリート始球式には県立和歌山北高校レスリング部主将の山路太心君が登場し、捕手のミットを目掛けて思い切り投げ込んだ。

【山路選手コメント】

「真ん中に速い球を投げたかったが、ちょっとボールになってしまった。でも目標の100㌔を超えたので点数は80点くらい。野球場はすごく新鮮でわくわくした。下半身を鍛えてきたことが投球に生きたかなと思う。(球児の皆さんには)悔いがないように力を出して頑張ってもらえたら」

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。