希望となる大会に 紀の国わかやま総文が開幕

華やかに行われた開会式

7月31日に開幕した「第45回全国高等学校総合文化祭」(紀の国わかやま総文2021)。総合開会式は同日、和歌山市手平の和歌山ビッグホエールで行われ、出演者約370人を含む、約1900人が参加した。6日まで、県内10市町で合唱や吹奏楽、郷土芸能など22部門の発表が行われる。

「文化部のインターハイ」とも呼ばれる芸術文化活動の祭典。昨年、高知県での総合文化祭は新型コロナウイルスの影響でウェブ開催だったため、高校生が一堂に会するのは2年ぶり。

式典では、都道府県代表47人が「届けよう」をテーマにそれぞれの熱い思いがあふれるメッセージとともに入場。秋篠宮ご夫妻も開会式の様子をオンラインで視聴され、「日頃の活動と日々の生活の中で培われた創造性を表現し、それを全国へと発信されますことを期待いたしております」とのビデオメッセージを寄せられた。

第2部の「交流」では、オンライン交流を行ったトルコ、インド、韓国の高校生らが披露する民謡や伝統舞踊などを映像で紹介。次年度の開催地、東京都との二県交流ステージでは、劇を通して、帰る場所「ふるさと」の大切さを伝えた。

第3部の「開催地発表」では、高野山高校の生徒たちが声明(しょうみょう)を披露。海南高校美里分校の生徒たちが和太鼓を力強く響かせ、りら創造芸術高校が幻想的なダンス、星林高校吹奏楽部が鮮やかなマーチングで魅了した。県が誇る豊かな自然や文化、歴史、トルコとの友情などをさまざまな演出でドラマチックに表現しながら、開幕を祝った。

生徒実行委員会委員長の前冬磨さん(開智高3年)は「これまで受け継いできたものをどう県独自のものに表現していくかを考え、心に残るすばらしいものにできるよう、2年以上前から進めてきた」と振り返り、「コロナ禍で思うようにいかない時期が続くなど、苦しいこともたくさんあったけれど、コロナがあったからこそ結束感が強められた」と笑顔。「『またここに来たいな』と思ってもらえるような、いろんな人を照らす希望となる大会になれば」と期待を込めた。

総合開会式部会長の中川昴さん(桐蔭高3年)は「開催できたことに感謝。舞台に出ている人以外にもたくさんの人にサポートしてもらったので感謝の気持ちでいっぱい」と声を震わせ、「勇気と希望を持ち、明るい未来に向かって進んでいければ」と話していた。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。