小川さんが無投票で初当選 紀美野町長選

孫たちから花束を受け取った小川さん㊨

寺本光嘉町長の死去に伴う和歌山県の紀美野町長選挙が7日告示され、無所属新人で前副町長の小川裕康さん(65)の他に立候補の届け出はなく、無投票で初当選が決まった。寺本町政の「心ひとつに町づくり」を継承し、自身のスローガンである「町民とともに」を掲げ、同町の発展を担う。小川さんは「この上ない喜び。笑顔あふれ、町民に寄り添った町づくりを目指す」と決意を語った。

午後5時すぎ、動木の選挙事務所に無投票当選の一報が入ると、集まった約300人の支持者から拍手が湧いた。引き続き行われた祝勝会では、舟底政算選挙事務長が「寺本町長の遺志を引き継ぎ、町の活性化のために頑張ってほしい」と謝辞を述べ、奈良県から祝福に駆け付けた寺本さんの長男、幸弘さんが「16年間、父を支えてくれた小川さんが引き継いでくれて父もホッとしていると思う。きょう、紀美野町に入った時から父が助手席に座っているようで『ほな一緒に行こうか』と言いながら来た。より良い町にしていってほしい」と祝辞を述べた。

小川さんの野上中学校の同級生の岩橋宣忠さんが友人代表で祝辞を述べ、川井清隆さんが乾杯の音頭を取り喜びを分かち合った。小川さんの孫たちからは、花束の贈呈があった。

小川さんは旧野上町出身。関西大学商学部を卒業後、紀美野町総務課長、参事などを歴任。2010年から副町長に就任し、寺本さんが死去した8月2日から副町長を辞職した31日まで町長の職務代理者を務めていた。

町長就任後は前町長から引き継ぐ着工1年目の下佐々浄水場の更新、消防庁舎の移転新築事業についてそれぞれ3年で完成を目指すという。また、県内一の子育て支援の町実現を掲げ、新型コロナ対策のさらなる向上に取り組んでいくと話した。

同級生の岩橋さんは「彼は仲間の間でもまとめ役。信頼でき安心してついていける。住みやすい町にしてもらいたい」と期待を寄せた。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。