平成以降で最低に 20年県内の観光客数

県内観光客数の推移

2020年に和歌山県内を訪れた観光客総数は、史上最高だった19年の3543万3000人から、新型コロナウイルス感染拡大の影響で2478万4000人(前年比30・1%減)に激減し、1989年(平成元)以降で最低を記録したことが県の観光客動態調査(確定値)で分かった。

県によると、総数の内訳は、日帰り客が2154万人(前年比28・0%減)、宿泊客が324万4000人(同41・0%減)。

特に、新型コロナの水際対策で渡航制限が続いたため、外国人宿泊客は前年の1割に満たない4万5005人(同91%減)まで落ち込み、「ビジットジャパンキャンペーン」が始まった03年以降で最低となった。

外国人宿泊客は19年に過去最高を記録し、20年も新型コロナの日本での感染拡大直前の1月は前年同期比23・1%増で増加傾向が続いていたが、2月以降は激減となった。

4、5月は全国に緊急事態宣言が発令されたため、観光関連施設の臨時休業、都道府県間の往来自粛、各地のイベント中止などが相次ぎ、さらに一斉休校に伴う夏休み期間の短縮なども観光客の大幅減に拍車をかけた。

7月以降、県の「わかやまリフレッシュプラン」や国の「GoToトラベル」事業などが始まり、一時的に観光客数の回復がみられ、特に9月からは、県内や近隣府県からの教育旅行の拡大などで宿泊客数は前年比微減まで戻った。しかし11月下旬以降は感染が再拡大し、GoToトラベルも停止され、年末は日帰り・宿泊客数とも減少幅が再び大きくなった。

県内7カ所の主要観光地別に観光客数をみると、龍神温泉・護摩壇山(田辺市)が35万4000人(前年比45・2%減)で最も減少幅が大きかった。高野山(高野町)は、総数120万6000人(同18・6%減)の落ち込みは小さかったものの、宿泊客の減少幅は最も大きく、5万1000人(同77・2%減)にとどまった。

その他の主要観光地の総数は、和歌山市446万8000人(同35・3%減)▽白浜温泉・椿温泉237万3000人(同31・2%減)▽串本114万8000人(同29・2%減)▽勝浦温泉・湯川温泉108万8000人(同36・2%減)▽熊野本宮温泉郷133万8000人(同28・8%減)――だった。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。