海南市が2部門1位 県広報コンクール

1位を喜ぶ山本主査㊧と岡原係長

和歌山県海南市の「広報かいなん10月号」が、「第19回県広報コンクール」の広報紙の部と写真の部でそれぞれ1位に選ばれた。取材・編集を担当した企画財政課広報広聴係の山本泰之主査(31)と岡原良太係長(37)の山本主査は「(1位を)ずっと取りたかった。やっと取れて良かった」と笑顔で話している。日本広報協会主催の全国広報コンクールにも両部門で作品を応募する。

県広報協会が広報技術の向上を目的に実施。県内の市町村が2021年1月から12月の間に発行・発表した広報紙、掲載写真、映像作品の中から任意の月号と映像作品を募集した。

広報紙の部には30点(市部9点、町村部21点)の応募があり、企画や文章、デザイン、写真、視認性を審査。写真の部(一枚写真の部)には24点の応募があり、表現力や技術力、独創力などが審査された。

同市が広報紙の部1位となるのは初めて。「広報かいなん」は「まずは手にとってもらいたい」との思いから、暮らしに役立つ情報だけでなく、特集記事やプレゼント企画の他、昨年の7月号からは表紙のレイアウトを変えるなど工夫して読みやすくしている。

市部の1位となった10月号は、地元再発見をテーマに、視点を変えるだけで新しく感じる地元の場所を紹介。下津町の電車を間近で見上げることができる高架下や船尾の銭湯、戸坂地区の港に並ぶ家屋など日常の風景を紹介している。

写真の部1位に選ばれたのは、琴ノ浦温山荘園の母屋での一枚。静けさを表現したいと、和室に座る人の背を中心に、周りを少し暗くして低い位置から撮影した。撮影には2人で訪れたといい、「僕たちが撮影するときは曇りの日が多い。10月号の表紙も曇り空なんですよ」と振り返る。

広報紙の部の講評では「写真使いや組み方が女性目線でイマドキな誌面になっている」「余白を生かしたレイアウトで読み手ファーストに共感できる」などと高い評価を受けた。

2人は「まだまだ僕たちの知らない場所も多い。市民の皆さんに教えてもらいたい。いろいろ工夫しながら、手に取り楽しく読んでもらえる広報紙を目指したい」と話している。

本紙エリアではこの他、「広報紙の部」市部で紀の川市の「広報紀の川1月号」が2位、「映像の部」で紀美野町の「紀美野町へしゅっぱつ!」が1位に選ばれた。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。