大豆やごま栽培 自給率応援PT参加募る

大豆を収穫する園児たち(かんどりこども園提供)

一般財団法人雑賀技術研究所(和歌山市黒田)は、食の安心と自給率の向上を目的とする社会貢献活動「食の3重丸」の一環として、「自給率応援プロジェクト(PT)」を企画。27日まで個人や団体の参加者を募集している。事務局の阪本博子さんは、コロナ禍やウクライナ侵攻などの情勢により、さまざまなものを輸入に頼っている日本の現状や問題が明確になったとし、「プロジェクトを通して食糧自給の大切さを多くの人に考えてもらい、それぞれの声を少しでも広めていってもらえれば」と願っている。

同研究所は毎年、「日本産」「安心」「おいしさ」をキーワードに独自の基準をクリアした食品を「食の3重丸認定製品」に認定し、その製品づくりを応援することで「食の安心」や低迷する国内の「食料自給率」の向上を推進している。

同プロジェクトは、大豆などを栽培する過程で、楽しみや大変さを体験し、収穫後に味わう経験を通して食料自給の大切さを考えてもらおうと2019年にスタート。同研究所から送られた種(大豆)を植え、育て、収穫したものを味わった上でSNSでの発信や写真などの提供を求めている。

大豆は、加工によって豆腐や納豆、味噌、しょうゆなど、さまざまな食品に姿を変えており、日本人にとって身近な食材の原料ともいえるが、自給率は6%。ことしから新たに加わったごまは0・1%といわれ、非常に低い。

ことしも参加するかんどりこども園(同市平井)は、昨年初めて大豆を栽培。園児らは種から日々変化して成長していく様子を驚きながら見守り、枝豆として収穫した際には〝こどもビール〟とともに味わい、「大人になったみたい」「すごく楽しい」と喜んでいたという。

阪本さんは「まずは育てることで、栽培の大変さ、国産大豆のおいしさ、国産ごまの香りを感じ、伝え広めてください。食料自給の大切さをみんなで考えていきましょう!」と笑顔で呼び掛けている。

同プロジェクトの参加費は無料。庭やプランターなど、植える場所がある人には、大豆またはごまの種約30粒と栽培ガイドが届けられる。場所がない人は栽培キットとしてプランターや培養土、鳥よけネット(大豆のみ)、種約15粒、ガイドがセットで届く。定員は約150人(うち約50人は植える場所のない人)。応募多数の場合は抽選。

団体(保育園・幼稚園・農業高校・栄養系学校・認定企業)の応募も可。送る大豆の量は規模により異なる。

栽培キット希望者は、栽培過程(植え付け、発芽、開花、着莢、収穫)を写真に撮り、ハッシュタグ(#3重丸な大豆)をつけてインスタグラムへの投稿が必須。種のみの場合、インスタグラムへの投稿または写真や画像、絵、作文、絵日記をメールで提出。発送は5月下旬~6月上旬を予定。

詳細や申し込みは「食の3重丸」のホームページ(https://s3jumaru.jp/index.php)で。

問い合わせは「食の3重丸」事務局(℡073・474・3099)。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。