吉宗公、松平健さん紀州入り 和歌祭400年

沿道に笑顔で手を振る松平健さん

神輿を担ぎ勢いよく階段を駆け下りる男衆

神輿を担ぎ勢いよく階段を駆け下りる男衆

徳川家康をまつる紀州東照宮(和歌山市和歌浦西)の例祭、和歌祭の創始400年を記念する「和歌祭四百年式年大祭」が15日、紀州東照宮や和歌山城周辺を会場に盛大に行われた。渡御(とぎょ)行列には、テレビ時代劇「暴れん坊将軍」で主演した俳優の松平健さん(68)が8代将軍・徳川吉宗役で登場。白馬にまたがって大名行列を率い、記念の祭りを盛り上げた。

和歌祭は、初代紀州藩主の徳川頼宣(よりのぶ)が父・家康の霊を慰めるため元和8年(1622)に始め、家康の命日に合わせて毎年5月に行われている。

新型コロナの影響で3年ぶりの開催。創始400年を記念し、例年の和歌浦だけでなく舞台を和歌山城周辺まで拡大して行われた。

紀州東照宮で行われた「神輿(みこし)おろし」は、すりがねと太鼓の軽快な音が響く中、約100人の男衆が神輿を左右に大きく揺らし、威勢のいい掛け声を響かせながら108段の石段を駆け下りた。

その後、約4・5㌔離れた和歌山城まで、従来の担ぎ手に加え、和歌山工業高校や和歌山大学の学生たちがリレー形式でつないだ。

また、約1000人が参加する渡御行列は、本町のフォルテワジマ前をスタート。松平さんを先頭に市役所前まで行われた。沿道には大勢の人が詰め掛け「健さん」「上様」などの声掛けに、松平さんは笑顔で手を振って応じていた。

渡御の先導役を担う「棒振り」や「獅子」、子どもたちの衣装が華やかな「童子(どうじ)」の三つの演目が復活。磨かれた技や芸能など45の演目を披露し、和歌山城一帯は絢爛(けんらん)豪華な時代絵巻で彩られた。

初めて和歌祭を見たという同市の40代の女性は「松平健さんを目当てに来ましたが、見応えのある演目がたくさんあるのに驚きました。衣装も素晴らしく、受け継がれてきた400年の歴史の重みを感じます」と満足そうに話していた。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。