森下と重光がアジア選手権へ レスリングU17

賞状を手に笑顔の森下選手、重光選手㊨

神奈川県で4月に開かれたレスリングの「JOCジュニアオリンピックカップ」U17(17歳以下)男子グレコローマン51㌔級で和歌山北高校2年の森下大輔選手(16)、男子フリースタイル45㌔級で和歌山工業高校2年の重光啓達選手(16)が共に準優勝を果たした。両選手は6月にキルギスで開かれる「U17アジア選手権」の日本代表に選出され、「優勝」という同一目標を掲げて日々練習に励んでいる。

両選手はそれぞれ4歳の頃からレスリングを始め、小学生の時から一緒に練習するなど、良きライバルとして切磋琢磨(せっさたくま)してきた関係。互いに県1位通過で今大会への出場を決めた。

重光選手にとって今大会はこれまでにない大舞台。「緊張で体が動かないかと思ったけれど、始まったら相手の攻撃をしっかり止め、自分の攻撃ができた」と1、2回戦を振り返る。

決勝戦では相手に有利な形になり、投げられて敗退。大舞台での準優勝という結果を受け、「びっくりした。日々頑張ってきた努力と、室谷正憲顧問の教えが結果につながった」と笑顔を見せる。

次のさらなる大舞台への切符を手にし、日々の練習に加えて海外選手の動きを研究する他、腕力の向上に努めるなど、「悔いのないよう懸命に頑張りたい」と意気込んでいる。

重光選手がレスリングを始めた頃から指導する和歌山工業高校レスリング部の室谷顧問は、「相手の攻撃を防御する力強さがあり、その実力を発揮できるぴったりの階級で試合ができた」と喜び、「向こうで1回でも勝ってくれたら」と期待を込める。

森下選手は3月の「全国高校選抜レスリング大会」で3位入賞。今大会でも1、2回戦ともに得意のガブリ返しを決めるなど、積極的な攻撃で相手を押さえ付けてフォール勝ち(相手の両肩をマットにつけての勝利)し、決勝に進出。続く決勝戦でも積極的に仕掛けたが苦戦の末、敗れた。

森下選手は「優勝しなきゃいけない大会だったので悔しかった」と振り返り、「アジア選手権では勝ちにいく」と宣言。力強い言葉の裏には、幼少期から指導を受けてきた父親で和歌山北高校レスリング部の森下浩顧問の大きな存在がある。

森下顧問は日本レスリング協会U17のヘッドコーチであり、U17アジア選手権では日本選手団の監督として同行する。父子ともに現地で優勝を目指す貴重な機会を前に、森下顧問は「2015年にインドで開かれたアジアU17で優勝した北高の三輪優翔選手以来の優勝を目指してほしい」と激励。また、「選手らには一つでも多くのメダルを取ってきてほしい」と両選手をはじめ、日本選手団の全29選手にも熱いエールを送る。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。