智弁が2年連続V 高校野球和歌山大会

真紅の優勝旗を受け取った岡西主将

2年連続の全国制覇へ――。第104回全国高校野球選手権和歌山大会は15日目の29日、和歌山市毛見の紀三井寺公園野球場で決勝が行われ、智弁和歌山が桐蔭を7―2で下し、2年連続26回目の甲子園出場を決めた。7回まで1点を争う緊迫の接戦となったが、8回に智弁和歌山の塩路が2点本塁打を放つなど、終盤に桐蔭を突き放した。塩路は先発としても124球2失点の完投で、投打にわたる活躍でチームの優勝に貢献した。

15日目【決勝】

智弁和歌山
010001050…7
000000110…2
桐蔭

〔智〕塩路―渡部〔桐〕高野、寺田―西尾▽本塁打=青山、渡部2、塩路(智)▽三塁打=多田羅(智)▽二塁打=山口2(智)有本(桐)

 
試合は、智弁・塩路、桐蔭・高野の先発で始まり、中盤まで息詰まる投手戦となった。1回、智弁は無死1、2塁とするも先制の好機を逃した。その裏、桐蔭も二死1、3塁の好機をつくるが得点には至らなかった。

初回の重苦しい雰囲気を吹き飛ばしたのは智弁。2回、6番青山が左中間へソロ本塁打を放ち先制すると、6回にも3番渡部の左中間へのソロ本塁打が飛び出し、リードを2点に広げた。

7回、桐蔭が反撃を開始。直前の智弁の攻撃時に好守を見せた8番原田が、一死1、3塁の場面で右ゴロの間に1点を返した。

1点差に詰められた智弁だが、8回に塩路が左スタンドに飛び込む2点本塁打で再びリードを3点に広げ、さらに渡部がきょう2本目となる2点本塁打で試合を決定付けた。

8回に桐蔭は犠飛で1点を返したが、智弁の塩路が9回まで投げ切り、最後の打者を打ち取ると、マウンドに駆け寄った仲間と優勝を喜び合った。

智弁・中谷仁監督 リードを許さないという塩路の気迫が伝わった。相手の巧みな配球に思うような打撃ができなかったが、一発で流れを引き寄せてくれた。

智弁・岡西佑弥主将 塩路が頑張っていたので、野手が1点でも多く取ってやりたいという気持ちだった。チーム全員で中堅方向への打撃を心掛けていた。結果として最後に点を取ることができて素直にうれしい。必ず日本一になる。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。