自民県連が小谷氏擁立 知事選の選考で紛糾

選考結果を説明する山下県連幹事長㊨

自民党県連は3日、任期満了に伴う知事選(11月10日告示、27日投開票)の候補者選考会を和歌山市内のホテルで開き、同市出身で総務省から出向中の青森県総務部長、小谷知也氏(43)を擁立し、党本部に推薦申請することを決めた。小谷氏は近く、正式に立候補を表明する。

今回の知事選は、現職の仁坂吉伸知事が6月県議会で5選不出馬を表明し、これまでに立候補を表明したのは、国民民主党を離党し、1日に衆院議員(和歌山1区)を辞職した岸本周平氏(66)のみ。自民県連には、推薦願いを提出した岸本氏を推す意見や、石田真敏衆院議員(70)=和歌山2区=の出馬を求める声もあり、6月4日から4回に及んだ選考会は難航が続いていた。

3日の選考会には、二階俊博県連会長や世耕弘成党参院幹事長ら国会議員、県議ら26人が参加。出席者によると、この日も議論は紛糾したが、県出身の党独自候補になるなどの理由で、小谷氏の擁立に賛成の声が多数を占めたという。

終了後に記者団の取材に応じた山下直也県連幹事長は「本音のいろんな意見が出たが、最終的にまとまった」と話し、二階会長が決定したのかとの質問には、「そうではなくて全員で」と選考会の総意を強調したが、小谷氏の擁立に反対した県議は「むちゃくちゃなやり方。押し切られてしまった」と語り、しこりを残す決定とみられる。

小谷氏は、京都大学法学部を卒業後、総務省に入り、財務調査課理事官、大臣官房秘書課課長補佐などを歴任し、昨年8月から現職。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。