アルテリーヴォV 関西サッカーリーグ1部

先制ゴールを決め、試合後に胴上げされる大北主将

関西サッカーリーグ1部第13節は10日に4試合が各地で行われ、勝ち点「25」の首位アルテリーヴォ和歌山はホームの紀の川市桃山町の桃源郷運動公園陸上競技場で最下位FC・AWJ(兵庫)と対戦。2―0で完封勝利した。2位のCento Cuore HARIMAが引き分けたため、2016年シーズン以来、3回目の優勝を決めた。チームはJFL昇格を懸けて11月に行われる全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2022の出場権を獲得した。

優勝まであと一歩に迫ったアルテリーヴォは、約1カ月の中断後に再開したリーグ戦11節で2位HARIMAとの直接対決に敗れ、得失差「4」で首位を保った。勝ち点差「2」で迎えた13節。あと一節を残し、アルテリーヴォが勝利し、HARIMAが引き分け、または負けるとアルテリーヴォの優勝が決まるこの一戦。

試合前には、MF大北啓介主将が「運動量で相手を圧倒しよう」と円陣を組んでチームを鼓舞した。

前半10分、大北主将がペナルティエリア内で左足を振り切り、先制に成功。その後は、相手のリズムに乗せられ、なかなか追加点を奪えないまま、前半を折り返した。

後半5分には、MF竜田柊士が中央からドリブルで相手をかわしながら右足でゴールを決め、貴重な追加点を挙げた。そのまま試合は2―0で逃げ切り勝利した。

同時並行で試合が進んでいたHARIMAは、終盤に追い付かれ2―2で守山侍2000に引き分けた。先に試合を終え、HARIMAの戦況をネット中継でサポーターと共に見守っていたアルテリーヴォの選手たちは、HARIMAの引き分けが決まった瞬間、喜びを爆発させ水を掛け合うなどスタジアムは歓喜に包まれた。

就任1年目でチームを優勝に導いた海津英志監督は、「第2節のレイジェンド滋賀で負け、自分たちがやってきたサッカーをもう一度見直すきっかけになったことが今となっては大きい」と振り返った。先制後に相手のペースで試合が進んだことについては、「相手ゴールキーパーのファインセーブで流れが変わりペースを握られたが想定内だった」とし、「ボールをクリアした後、相手にセカンドボールをよく拾われたのでハーフタイム中にチーム内で再確認させた。その反省から2点目につながり後半は気分が楽に戦えた」と話した。出場権を得たチャンピオンズリーグについては、「一つのミスが命取りになる。選手に勝負の厳しさを伝えたい」と意気込んだ。

大北主将は「紆余(うよ)曲折あったが、なんとか優勝することができた。リーグ戦を通して、チームが成長した結果だと思う」と笑顔。「これからのリーグ戦、全社(全国社会人サッカー選手権大会)を通して、さらにチーム力を上げ、地決(地域チャンピオンズリーグ)に臨みたい」と決意を述べた。

見事なドリブルで貴重な2点目を決めた竜田選手は「古巣相手に成長した姿を見せることができた。決まった瞬間はスローモーションのように時が流れた」と喜んだ。

次戦は、9月18日に橋本市運動公園でおこしやす京都AC(京都)戦。午後2時キックオフ。

チャンピオンズリーグは12チームで争う。出場チームは9地域リーグから各1チームと全国社会人サッカー選手権大会から最大3チーム。11月11日に1次ラウンドが開幕。抽選は10月22日に行われる。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。