県内4人が敢闘賞 理美容甲子園近畿地区大会

有村さん(左から2人目)、大和田さん(同3人目)、蜜田さん(同4人目)を含め練習に励んだ選抜5人と亀井さん㊨

賞状を手に笑顔の合川さん㊧と浦顧問

賞状を手に笑顔の合川さん㊧と浦顧問

第14回全国理容美容学生技術大会(通称:理美容甲子園)の近畿地区大会がこのほど、京都府で開かれ、和歌山県内からは和歌山高等美容専門学校(和歌山市小人町)の木和田静花さん(16)、蜜田有麻さん(19)、有村実玖さん(19)がカット種目で、IBW美容専門学校(同市南汀丁)の合川萌菜実さん(19)が美容部門のワインディング種目でそれぞれ敢闘賞に選ばれた。

同大会は、近畿地区理容師美容師養成施設協議会が主催。新型コロナウイルスの影響で一昨年、昨年と中止されたため、ことしは3年ぶりの開催となった。

地区大会の優秀賞のみが11月に大阪で開かれる全国大会に出場できるとあって、本年度は約210校、約4000人が各競技の頂点を目指した。残念ながら県勢の全国大会出場はかなわなかったが、4人が敢闘賞と入賞を果たした。

和歌山高等美容専門学校の3人が入賞したカット種目は、これまでのレイヤーカットではなく、グラデーションボブスタイルが対象に。同校のカット講師の亀井勇治さんも正解が見えない中、3人を含め、校内選考を通過した5人が夏休みを返上して週3回、一日6時間の練習に励んだ。

亀井さんは毎回手順やポイントなどを変えながら指導をしたといい、「通常の反復練習ではなかったため、ついてくるのがしんどかったと思うが、信じて諦めずに切磋琢磨(せっさたくま)しながら頑張ってくれた」とたたえた。

他校は平均30~40台のウイッグを使用したのに対し、同校は5台で勝負。〝量より質〟の練習で手にした結果に、木和田さんは「もっとカットが好きになった」、蜜田さんは「もっと極めたくなった」、有村さんは「もっと勉強をしたくなった」と喜び、さらなる飛躍を誓う。

IBW美容専門学校の合川さんは入学時、憧れの先輩がいたこともあり、パーマの際のロッドを巻く作業を学ぶ「ワインディング部」に入部。放課後の部活の他、自宅でも自主練習を重ねて本番に挑んだ。最初こそ緊張していたものの、20分間の競技は「楽しんでできた」と笑顔。

艶のある、左右対称できれいな仕上がりに「練習の成果を出せた」と振り返る。とはいえ、強豪校を含め13校53人が出場した同部門で、まさか入賞できるとは思っておらず「びっくりしたけど、うれしかった」と喜んだ。

同部の浦朝美顧問は、忍耐強く練習を重ねる合川さんの技術は「ずっと上り坂」と評価し、常にトレンドなどの勉強が必要となる美容師になった後も、一生勉強を続けていってほしいと期待。合川さんも「カラーとパーマが得意な美容師になりたい」と意気込んだ。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。