名前は「ウタ」に お城のタンチョウのひな

最初に「ウタ」の札に置かれた餌を食べたひな

和歌山市の和歌山城公園動物園で生まれたタンチョウのひなの命名イベントが17日に行われ、185票の応募の中から「ウタ」に決まった。

ひなは6月8日に卵からふ化し、約3カ月がたつ。両親は、2020年に閉園したみさき公園(大阪府岬町)から受け入れた雄のアラシと雌のカクで、和歌山城公園動物園では初のタンチョウの赤ちゃんの誕生となった。性別は不明。

命名は、7月30日から8月24日まで、カタカナ6文字以内の条件で名前を募集し、応募が3票以上あった9枚の名前の中から、ひなに自分の名前を選んでもらうという趣向。

命名イベントは水禽園のテント内スペースで行われた。「アカリ」「ワカタン」など9件の名前を書いた札の上に餌のペレットを置いた後、最初にひなが餌を食べた札の名前に決定した。

約20人の来場者に見守られ、緊張した様子のひなは「ぴーよぴーよ」と鳴きながらゆっくり進み、迷うことなく「ウタ」を選ぶと、来場者から「お~」、「ウタや」と歓声が上がった。

これまでひなは、「ぴーよ」「ひな」などと呼ばれており、飼育員の武田美奈代さん(29)は「やっと名前で呼べる。皆さんにウタという名前を覚えてもらえたらうれしい」と笑顔。

「カラシ」という名前を応募した海南市の5歳男児は「『ウタ』でも、まあ良かった。大きくなったらまた見に来たい」と笑顔だった。市和歌山城整備企画課の小西昌太郎企画員は「和歌山の『歌』も『ウタ』と読めるので縁を感じる。この動物園で初めて生まれたタンチョウなので皆さんに愛されてほしい」と話した。

ウタは17日現在、体長1㍍以上で体重5・73㌔㌘に成長。今後は様子をみて一般公開される。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。