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那賀高校 豪州の姉妹校締結30周年

公開日 2022.12.12
日本の茶文化を楽しむ豪州の教員ら

和歌山県岩出市高塚の県立那賀高校(森勝博校長)と豪州のクリスチャンカレッジとの姉妹校締結30周年を記念した式典が8日、同校で行われ、今後の末永い交流を誓い合った。新型コロナの影響で交換留学はストップしていたが、来年度には再開の予定。この日は豪州から教員を迎え、生徒たちが日本文化の茶道でもてなした。

両校の交流は、1989年に始まり、92年に姉妹校締結。コロナ禍でもオンラインでの交流会を開くなど、親睦を深めてきた。本年度は12月までジャック・フランチャム・アラスタさん(19)が那賀高校で語学アシスタントを務め、対面での国際交流も徐々に再開。来年度は1年生の池本ひかる子さんが豪州に留学予定という。

式典ではクリスチャンカレッジとの歴史や同校生徒のメッセージが伝達され、共に節目を祝った。

式典後には同校茶道部がクリスチャンカレッジのダロル・リドルCEOらを立礼と呼ばれる茶席でもてなした。

茶道部生徒12人のうち6人が出席。裏千家流のお辞儀の仕方や菓子の味わい方などの所作を伝え、国際科2年生の木村花音(かのん)部長(17)がダロルCEOにお茶をたてた。

木村部長は「きれいな泡をたてるのが難しかったが、卒業までに実演できてうれしい」と話した。

茶会の後は、記念植樹も行われた。