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2024.10.02
ことし20周年を迎える和歌山市和歌浦南の和歌の浦アート・キューブは16日、記念企画の第1弾「音楽フェスティバル」を開き、公募した4組がそれぞれのパフォーマンスを披露。来場者も手拍子や掛け声などで参加し、楽しい時間を過ごした。今後、1年間にわたって月に1度、音楽やダンスで公募出演者による発表会を開く。
同施設は7月23日に20周年を迎えるにあたり、記念イベントを企画。「文化や芸術を市民に親しみやすいものに」との原点に立ち返り、多くの人に舞台発表の場を提供しようと多目的ホールの無料開放を決めた。
この日は、山海珍味(バンド演奏)、和歌山三線教室(三線演奏)、中地秀幸さん(ギター弾き語り)、W.A.cubeブラス(=和歌の浦アート・キューブブラス、金管アンサンブル)が出演。
山海珍味は星林高校33期の還暦メンバー3人のバンド。4年前に40年ぶりに再始動したといい、懐かしい曲から最新の流行曲までを選曲。
和歌山三線教室は、南国情緒あふれる、ゆったりとした三線の音色を響かせ、伸びやかな歌声とともに届けた。
中地さんは「できないものはできません」「メガネどこいった」などのオリジナル曲を披露。ユーモアたっぷりに、転がったり踊ったり、楽しいパフォーマンスで沸かせた。
和歌の浦アート・キューブブラスは、スタジオジブリ作品のメドレーを演奏。明るく華やかなメロディーや厳かで壮大なハーモニーを響かせた。
「山海珍味」の寺田典男さん(60)は「とてもいい機会をもらいました。お客さんもノリノリで、こちら側も演奏を楽しめました」と笑顔だった。