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勝たねばならない選挙 鶴保氏が決意表明

公開日 2023.06.19
新和歌山1区出馬への決意を話す鶴保参院議員

次期衆院選で新和歌山1区の自民党予定候補に決まった参院議員の鶴保庸介元沖縄・北方担当大臣(56)は17日、和歌山市の党県連で記者会見し、「大変厳しい選挙になる。あえて手を挙げるからには、思いの限りを訴え、理解を頂く努力をしていきたい。勝つか負けるかではなく、勝たねばならない選挙だ」と決意を述べた。

県連は現在の3から2に削減される県内の衆院小選挙区の候補について、10日と13日に会合を開き、新1区を鶴保氏、新2区を二階俊博元幹事長、現2区の石田真敏元総務大臣を比例区転出とする方針を党本部に上申。16日に党本部が正式に決定した。

鶴保氏は4月実施の現1区の補選でも名前が挙がったが、自民は門博文元衆院議員を擁立し、日本維新の会の林佑美氏(42)に敗れた。

今回の出馬決定について鶴保氏は「私は前回も今回も同じことを言っている。変わっていない」と強調。今回の候補者選定では、県連所属の4国会議員の協議で二階氏と石田氏の処遇が決まり、新1区の候補として鶴保氏と世耕弘成参院議員が残る中、世耕氏は以前も出馬を固辞していたことから、鶴保氏が意志を確認されたという。

鶴保氏は「チャンスがあれば和歌山県のため、国のために力の限りを尽くす覚悟がある」と話し、県連で協議した結果、今回の決定に至ったと説明した。

林氏との対決が予想される選挙については「維新の勢いが続くのなら私にとって大逆風だが、私が自民党を変えるという気持ちで出ていく選挙だ」と必勝を期す思いを述べた。

政策課題では人口減少を第一に挙げ、移住者を増やすために、和歌山を訪れ、魅力を感じてもらう観光の振興が重要と指摘。地方の努力で人口が増えても地方交付税が減額される現状を問題視し、「明らかにおかしい。国が援助する仕組みにならなければならない」と話した。