ミセスの大会で世界一　和歌山市の西本桂子さん

２０２０年にスタートし、昨年は４７都道府県で地方大会が開催されるなど、国内最大規模のミセスコンテストとして知られる「Ｍｒｓ　ｏｆ　ｔｈｅ　Ｙｅａｒ(ミセス・オブ・ザ・イヤー)」。和歌山市の歌謡講師、西本桂子さん（６２）は今春、東京で開かれた同コンテストの世界大会に出場し、全５部門を合わせた「総合得点世界一グランプリ」に輝き、世界の頂点に立った。

西本さんは昨年開かれた和歌山大会（和歌山市）、日本大会（千葉県）ともにレジェンド部門（６０歳以上）でグランプリを受賞し、ことし４月に開かれた世界大会（東京）のエターナル部門（５８歳以上）に出場した。

同大会には、韓国や中国などのアジア圏の国々を中心に、アメリカやロシアなど計１４カ国の代表者ら６９人が出場。外見的な美しさのみならず、たゆまない努力で生み出す〝動の美〟を評価対象として、特技を披露するタレントショーや英語スピーチなどの審査に続き、審査員と観客の投票により、グランプリに輝いた。

西本さんは日々努力を重ねて臨んだ今大会を振り返り、「世界一に選ばれるなんて考えてもいなかったので、奇跡が起こったと驚きました」と笑顔。「喜びはもちろん、グランプリに選ばれたからには今後も美しさを保ち、内面も磨き続けていかないといけないという責任感が増しました」と話す。

同コンテストの日本大会や世界大会で、輝かしい成績を収めた〝ミセス〟を全国で最も多く輩出しているのが、ここ和歌山だという。８月１１日にはダイワロイネットホテル和歌山（同市七番丁）で和歌山大会が開かれる。ことしは初の「Ｍｒ　ｏｆ　ｔｈｅ　Ｙｅａｒ(ミスター・オブ・ザ・イヤー)」も同時開催。西本さんは「和歌山から世界へ」と期待し、世界大会の出場者を１人でも多く輩出したいと意気込んでいる。

同月２０日正午からは、ホテルアバローム紀の国（同市湊通丁北）で西本さんの祝勝会も開かれる。当日は西本さんが世界大会のパフォーマンスを披露する他、日本大会への出場が決まったミセスたちによるランウェイなども行われる。

食事付き１万２０００円。予約や問い合わせは同ホテル（℡０７３・４３６・１２００）。