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2024.10.02
コスプレを通して和歌山の魅力を発信する「和歌山コスプレ開放市」が17日、海南市船尾の琴ノ浦温山荘園で開かれ、大好きなアニメやゲームのキャラクターになりきったコスプレーヤーとカメラマンら約70人が、国指定名勝の絶好のロケーションで撮影を楽しんだ。
コスプレーヤーで和歌山市観光発信人を務める山本太陽さんが主宰するサブカルチャーイベント企画団体「マジックアワーカフェ」が主催し、温山荘園での開催は昨年5月以来、1年2カ月ぶり。
温山荘園は大正初期から昭和初期にかけて造園され、約1万8000坪の広大な敷地に重要文化財の主屋、茶室、浜座敷などが点在する人気の日本庭園。過去のコスプレ開放市での写真が拡散され、コスプレーヤーの間でも特に〝和物〟の撮影に最適と、知名度が高まっている。
この日は、人気アニメ「呪術廻戦」や「SPY×FAMILY」、ゲーム「刀剣乱舞」や「原神」などの衣装を身に着けたコスプレーヤーが訪れ、快晴の青空に映える庭園を散策しながら撮影した。
アニメ「結界師」のコスプレで参加した和歌山市の「カイ」さん(20)、「抹茶ん」さん(20)は「ロケ地が温山荘園と聞いて、(和の)結界師しかないと思った。初めて来たが、地元にこんな良い場所があるのはうれしい」と笑顔。娘の「ひめ」さん(4)と一緒に訪れた海南市の「すぴん」さん(32)は「年の差に関係なく、共通の楽しみでつながり、非現実的な雰囲気を楽しめるのがコスプレの魅力」と語った。
山本さんは「コスプレを通して、和歌山にこんなすてきな場所があることを発信していきたい」と話していた。