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2024.12.27
和歌山市南部の布引、内原、紀三井寺、毛見の4地区で生産される青首ダイコン「わかやま布引だいこん」の収穫が始まった。
【写真】「わかやま布引だいこん」を収穫する吉田さん
同地域の柔らかい土壌と豊富な地下水で育った大根は、ひげ根が少なく白肌で柔らかくみずみずしいのが特長で、市場でもその品質は高く評価されている。2021年には、県内の農産物で初めて農林水産省から地理的表示(GI)に登録された。
JAわかやま南ブロック大根協議会の吉田謙二会長(63)の1・3㌶ある畑では一日1600~2000本のダイコンを出荷している。
朝5時から収穫を始め、洗ってサイズごとに仕分けし、箱詰め。昼に出荷するという。吉田さんによると、例年9月中旬~10月にかけて種をまき、11月中旬から収穫を始めている。ことしは例年より1週間ほど早いそうで、「猛暑が長くうまく育つか心配したけど病気もなく、きれいに育ち豊作」という。収穫は12月がピークで3月まで続く。
吉田さんは「ことしも良いダイコンができた。味が染みやすく柔らかいので煮物にするとおいしい。サラダにするのもお薦め」と話している。
「わかやま布引だいこん」はJAわかやま農産物直売所愛菜てまりっこなどで販売している他、京阪神に出荷される。