イベント
和歌山市
県博特別展第5期「熊野信仰の美と荘厳」
2024.12.26
和歌山市の和歌山城天守閣前広場の一角で、イチョウの落ち葉で作った「黄色いハート」が観光客らを楽しませている。
【写真】落ち葉でハートを作る土屋さん
ハートの大きさは直径約3㍍と約1㍍の2種類。場所は、天守閣の二の門(通称楠門)へと続く石段の下。
和歌山城天守閣の担当者によると、イチョウの落ち葉を捨てようとまとめて置いていたところ、訪れる子どもらが楽しそうに遊ぶ姿にヒントを得て5年前に始めたという。
ハートを形作る時間は10分ほど。和歌山城天守閣のアルバイト従業員が毎日ほうきで丁寧にはき集め、制作。完成後は、じょうろで水を全体にかけ、色味と形を保つ。2方向を石垣に囲まれ、風の影響を受けることも少ないという。写真スポットとして人気の場所になっている。
ハートを形作る土屋義和さん(75)は「横を通っただけでは分からないが、偶然上から見つけて驚く人を見るとうれしい。天守閣に来たらぜひ見つけてほしい」とにっこり。
例年は年末まで楽しめるが、ことしは短い期間で一気に葉が落ちるため、見られるのはあと1週間から10日ぐらいだそう。和歌山城天守閣には二の門をくぐった先にも白い砂利で作ったハートがあり、こちらは季節に関係なく、楽しむことができる。