和歌山市元寺町にある「CiTY!WAKAYAMA」から北西方面に歩いてすぐの場所に店を構える「KITCHEN cafeサカン」。同店は20年前に惜しまれながら閉店した「珈挽茶舘」のマスターが奥さんとともに営む洋食店。懐かしく優しい味の洋食は、長年の経験を積んだマスターがじっくり丁寧に手仕込みしているからこそ。
元「珈挽茶舘(さかん)」が
20年ぶりの復活
「KITCHEN cafeサカン」のマスターは、和歌山市卜半町の自民党会館の近くにあった「珈挽茶舘」の山本勝久さん。
「珈挽茶舘」は20年前に惜しまれながらも閉店したものの、子育てが落ち着いたことをきっかけに、場所を変え、装いも新たに「KITCHEN cafeサカン」として復活。奥さんとともにお店を切り盛りしています。当時のお客さんも続々と訪れているそうです。
店内は木目調のあたたかみのある空間。カウンター席もあるので、1人でも気軽に立ち寄りやすいのが嬉しいですね。
取材日は店内のモニターから2000年代のJ-POPがBGMとして流れていたのですが、スポーツ好きのマスターは「大きな試合がある時とかにお客さんと観戦できたらいいなと思って、モニターを設置したんです(笑)」と、ゆくゆくの展望をにこやかに話してくれました。
細部に至るまで職人技が光る
懐かしくて優しい味の洋食
オムライス・ミンチカツ・チキン南蛮……など、正統派な洋食がメニューにズラリと並ぶ中、今回いただいたのは、ふわふわトロトロの卵にツナの旨みがたっぷり詰まった「ツナのオムレツ」。
3日かけて牛すじが溶けて無くなるくらいじっくり煮込んだデミグラスソースの深みのある味わいも、熟練のマスターならでは。付け合わせのドフィノワーズ(じゃがいものグラタン)や、セットのスープもすべてマスターの手作りで、とても優しい味。
10:45までは
お得なモーニングも
開店から10:45まで注文できる、サラダ・ベーコンエッグ・ヨーグルトフルーツ・パンにドリンクが付いた「L・モーニング」。ボリューム満点で、なんと880円。
和歌山のオーソドックスなモーニングメニューの、サラダ・ハムエッグ・一品・フルーツ・パンにドリンクが付いた「W・モーニング」。
朝の通勤・通学前のひと時にも、午後の活力を養いたいランチにも、優しい笑顔が素敵なオーナーが出迎えてくれます。
名称 | KITCHEN cafeサカン(キッチンカフェサカン) |
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所在地 | 和歌山県和歌山市元寺町北ノ丁15 ヴェルドミール本町1A |
電話番号 | 073-488-4898 |
営業時間 | 8:00〜18:00(モーニング 8:00〜10:45) |
定休日 | 水曜 |
駐車場 | あり |
@sakan_kitchen_cafe |
和歌山市出身・在住のフリーライター。おいしいものをこよなく愛し、ロカルわかやまではグルメ記事ばかりを担当。生まれ育った和歌山の‟素敵”を、もっと発信していきたいです。多趣味で、カフェ巡り・カメラ・ミニチュアフード作り・読書・映画鑑賞などが好き。