2024年8月、和歌山市紀三井寺に生パスタ専門店「INFINI(アンフィニ)」がニューオープン。店主が惚れ込んだ“淡路麺業”の生パスタを使用した、手間暇をかけて作られた絶品メニューにリピーター続出!
親子で切り盛りする生パスタ専門店
和歌山市紀三井寺、和歌山県立医大近くにある、生パスタ専門店「INFINI(アンフィニ)」。鮮やかな緑の扉が目印です。
店内は広々としており、ゆったりとくつろげます。
同店を切り盛りするのは、穏やかな笑顔が素敵な店主の西條裕之さんと、フランス料理店で働く息子の将裕さん。お二人はとても仲が良く、小気味よい軽口を叩きあうのがとても微笑ましかったです。
極上の生パスタに惚れ込んで
生パスタが苦手な人にも食べてほしい
同店の麺の特徴は一般的な乾麺ではなく、熱を加えずに作られる生パスタを使用していること。それもただの生パスタではなく、裕之さんが惚れ込んだ“淡路麺業”の生パスタを使っています。たまたまテレビで見かけた淡路麺業の特集に惹かれ、淡路島まで行ったんだとか。同社の生パスタは一般的な生パスタとは製法が異なり、まるでうどんのようなコシのある日本人好みのもっちりとした食感が楽しめます。
「僕は生パスタより乾麺が好きだったのですが、この麺は日本人に馴染みのある食感でおいしいです。お客様の中にも『生パスタは苦手だったけど、こんなにおいしいなんて!』と繰り返しご来店いただいている方もいらっしゃいます」と将裕さん。
また、パスタソースはすべて一からの手仕込みで、レシピも素材選びも一切の妥協を許しません。たとえばバジルを使用する「ジェノベーゼ」は期間限定のメニューとなっています。冷凍のバジルでは風味が落ちてしまうため、収穫期が終わると同時に提供を終了するとか。お客さんには一番おいしいものを食べてほしいという、店主親子の想いが込められています。
裕之さんは「原価は高くなっちゃうけれど採算度外視で(笑)。お客様においしいと思ってもらいたいから、とことんこだわります」と、にこやかに話してくれました。
熱烈なファンもいるという「ポモロードスパゲッティ」(単品1200円)。ひと口食べれば、まず口いっぱいに広がるのは酸味ではなく、トマトの爽やかな甘み。それを伝えると「それは父の愛情ですかね(笑)」と将裕さん。裕之さんが手間暇を惜しまずじっくりと時間をかけて材料を煮込むことで、トマトと玉ねぎの酸味が甘みへと昇華。まさに愛情が成せる業。
「アーリオオーリオ・ペペロンチーノ」(単品1000円)は、素朴ながらも奥深い味わいが魅力。にんにくの香ばしさと唐辛子のピリッとした辛さが、素材本来の味を引き立てる、まさにシンプル・イズ・ベストな逸品。噛み締めるほどに口の中に広がる小麦の風味は、こだわりの生パスタならでは。
麺はスタンダードな「Fスパゲッティ」、よりもっちり食感が堪能できる「モッチリーニ」、糖質を気にする方に嬉しい糖質オフの「タリアテッレ」の3種類から選べます。「Fスパゲッティ」は大盛無料。
ディナータイムはランチタイムとは異なるメニューが楽しめます。
「一度食べに来てください」
と、笑顔の西條さん親子
「どのメニューも材料にこだわり手間暇を掛けて作っているので、食べてもらえればきっと満足していただけると思います。一度食べに来てもらえれば嬉しいです」と裕之さん。
2025年からはフレンチのディナーも提供予定だとか。今後も要注目です!
名称 | INFINI(アンフィニ) |
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所在地 | 和歌山市紀三井寺840-39 メゾン山水1-101 |
電話番号 | 090-8531-0129 |
営業時間 | 11:00~14:00(OS13:30)、 18:00~21:00(OS20:30) |
定休日 | 不定休 |
駐車場 | あり |
@infini_innovative |
和歌山市出身・在住のフリーライター。おいしいものをこよなく愛し、ロカルわかやまではグルメ記事ばかりを担当。生まれ育った和歌山の‟素敵”を、もっと発信していきたいです。多趣味で、カフェ巡り・カメラ・ミニチュアフード作り・読書・映画鑑賞などが好き。