連装アーチの外壁が目を引く「花莚(KAEN/カエン)」。醤油の町・和歌山県湯浅町で愛され続ける老舗です。居心地の良い店内はいつも賑わい、美味しいランチや香り豊かな珈琲、種類豊富なデザートが人気を集めています。特にファンが多いのが、季節限定のパフェ。お待ちかねの「いちごパフェ」の季節が始まりましたよ〜
「季節限定いちごパフェ」の季節到来‼
ご覧ください、艶々ないちごがたっぷり! 『花莚』では、新鮮な旬の果物をたっぷり贅沢に使う季節のパフェが人気です。生クリームなどでごまかすことは一切せず、果物の持つ素材の味を最大限に活かしています。
「いちごパフェ」には、和歌山のブランドいちご「まりひめ」をたっぷり使用。器の底まで大ぶりないちごが…。その贅沢さといったら、いちご好きにはたまりません。そして何より、『花莚』のパフェを表すなら「美しい!」の一言に尽きます。
どの角度から見ても、ため息が出るほど美しい立ち姿ですね。
飴細工の上にちょこっとのせた花びらがハートのよう♡
『花莚』のパフェといえば、美しい飴細工。オーナーの中井勤さんが、毎回その場で作っています。
飴細工は、湿気によっても固まり方が微妙に違うのだとか。パフェの仕上げに飾られた飴細工は、まるでベールのような可憐さで、パフェの美しさをさらに引き上げています。
2025年は、いちごの色づきが遅く、高値が続いているそうです。でもこんな贅沢なパフェを、こちらが心配になるお値段で提供してくれているのは、ありがたいですね。
落ち着いた店内と
飾らないおもてなし
純喫茶店の趣きがあちこちに感じられる広い店内。
店内中央には、存在感のある重厚なテーブルと椅子。
開店当初からのテーブルや座り心地の良い椅子が、居心地の良さをさらに引き上げています。
目を引くのは、壁一面に貼られた凹凸のあるタイル。1枚1枚の色の出方が全て違い、ニュアンスの個性が感じられます。
床も輸入タイルで、今となっては手に入れることができない貴重なもの。
京都のホテルで働いていたオーナーの勤さん。お父さんの病気をきっかけに帰省し、実家の花屋の2階で『花莚』の前身となる喫茶店を始めたのが1976年のこと。その後、現在の店舗をオープンし、もうすぐ50年になると、奥様の範子さんが教えてくれました。
パフェだけじゃない!
美しくて、美味しいランチもぜひ
12時~14時はランチタイム。ハンバーグやポークチャップ、焼きチーズカレーにパスタなど、お得なランチメニューがずらり。日によって替わるので、黒板から選んでくださいね。
まるでお花畑の中にいるようなハンバーグは、食べるのがもったいないほど美しい。『花莚』全てのメニューに共通することがあります。それは「美しさ」。料理が運ばれて来た時、その美しさに毎回、声が出てしまいます。
今回いただいた和風ハンバーグの周りを彩るのは、目にも鮮やかな色とりどりの野菜たち。その野菜は、見た目からも新鮮さが伝わってきます。 ハンバーグ生地には、しっかり目の味がついていて、大根おろしとの相性抜群!艶々の野菜は、新鮮そのものでした。
食後のドリンクと共に手作りのフィナンシェのサービスも。食後のドリンクは、珈琲(ホット/アイス)・紅茶・オレンジジュースから選べます。
洗練されながらも
懐かしさを感じる空間
美しい連装アーチをくぐり店内に入ると、洗練されていながらも、どこか懐かしさを感じる空間が広がります。
飾らないおもてなしと居心地の良い『花莚』で、ゆっくりとした時間を過ごしてみるのはいかがでしょうか。
名称 | 花莚(KAEN/かえん) |
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所在地 | 和歌山県有田郡湯浅町栖原180 |
電話番号 | 0737-63-6233 |
営業時間 | 10:00〜18:00 |
定休日 | 不定休 |
駐車場 | あり |
@kaen.s.cafe |
和歌山の真ん中に住む、身体に良いことが大好きな生粋の和歌山県人。古いモノや古いモノに新しい風を吹き込んだお店が得意分野。ニッチな目線でこだわりの場所や人を紹介します。年間100泉が目標の温泉偏愛者。好きな言葉は、「源泉かけ流し」湯治文化を再生させるのが夢。