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和歌山市が自動運転バスを実証運行

公開日 2025.01.28

手動でハンドルやブレーキを操作せずに、自動運転で走行するバスの実証実験を和歌山市が始めます。紀州手まりが描かれたカラフルなオリジナルラッピングの車両。2025年1月29日(水)に出発式があり、午後(第5便)から運行をスタートします。

オリジナルのラッピングがかわいい!

和歌山市が、2025年1月29日(水)に自動運転バスの実証運行を開始。JR和歌山駅からけやき大通りを進み、和歌山城を経由して和歌山駅に戻る循環ルートを自動運転バスが運行します。 

出発式が1月29日に和歌山城公園駐車場で行われ(雨天の場合は屋内)、午後(第5便)から実証運行がスタート。自動運転バスがデビューします。

最大速度は時速18kmのゆっくり運行

今回の自動運転バスの実証運行は、昨年に続く2度目で、路線バス事業者の人手不足対策や、観光の二次交通としての移動手段の確保、まちなかのにぎわい創出などを目的に、将来の本格運行を目指しています。

▲バスの前面(左)とバスの後面(右)

運行事業者は、自動運転の実用化を目指すNTTビジネスソリューションズ社とマクニカ社。フランス・ナヴィア社の電気自動車「EVО・エヴォ」を使用し、紀州手まりを描いたカラフルな和歌山市オリジナルのラッピング。

最大走行速度は18kmで、GPSやセンサーを用いて自動走行し、必要に応じて有資格者が車両を制御。遠隔監視も行われます。

JR和歌山駅から和歌山城公園前と岡公園を通る循環ルート


昨年度の実証は、和歌山駅から和歌山城公園駐車場までの約2㌔を真っ直ぐ進む片道走行でしたが、今年度は運行距離・ルートを拡大。

今年度の運行ルートは、約5.3kmの循環ルートで、途中には交差点の右左折も。

「JR和歌山駅(4番のりば)」からけやき大通りを西へ真っすぐ進み、「西汀丁交差点」で南に左折、中央通りを南進して「県庁前交差点」を東に左折、さらに三年坂通りを東に進んで屋形町交差点を北に左折、今度は屋形通りを北進して三木町交差点で東に右折し、けやき大通りに戻って、「JR和歌山駅(4番のりば)」まで直進します。

ルート中、「JR和歌山駅(4番のりば)」「和歌山城公園前」「岡公園前」の3カ所の停留所を設け、試乗者が乗降できます。

▲自動運転バスの車内

1日6便、金曜と土曜は夜も運行


自動運転バスの試乗定員は9人。実証運行は2025年2月9日(日)まで、期間中は毎日6便を運行。日曜と月~木曜、金・土曜で運行ダイヤが異なります。

※1月29日(水)は、第5便からの試乗

試乗はアプリで事前予約制

事前予約により、実証運行中の自動運転バスに試乗することができます(乗車は無料)。

予約には、専用の予約アプリが必要。スマートフォンにアプリ「バスきて」をダウンロード。アプリから人数や乗車・降車場所、日にちと時間を予約。

乗車後、利用者はアンケートに回答、今後、自動運転バスに関するニーズの把握などに活用されます。


<予約アプリのダウンロード>
iOSは こち
アンドロイドは こちら

【自動運転バス実証運行についての問い合わせ】
TEL 073-435-1016
和歌山市交通政策課