HOME グルメ 【和歌山県橋本市】クラフトビール「神野々麦酒醸造所」
2024年12月19日 OPEN!!

和歌山県橋本市にクラフトビールの新たなブリュワリー「神野々(このの)麦酒醸造所」が2024年12月に誕生。お水に定評のある天然温泉施設「ゆの里」の名水「月のしずく」を使って醸造されるビールの味わいはいかに?

温泉施設「ゆの里」運営
クラフトビール醸造所

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JR和歌山駅から和歌山線に揺られること約60分、または、南海電車のなんば駅から高野線に乗って約50分。橋本駅で下車し、紀の川沿いに車で10分ほど走ったところに「神野々麦酒醸造所」はあります。「神野々」と書いて、「このの」と読み、醸造所が立地する住所から名付けられました。

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「神野々麦酒醸造所」は、和歌山県紀北エリアで名の知れた天然温泉施設「ゆの里」が運営。「ゆの里」は、「月のしずく」という名水を使った温泉だけでなく、カフェやパン工房、食品加工場、宿泊施設、完全無農薬栽培のファームなども展開していて、お水の研究所まで併設されています。

「金水」「銀水」ブレンド
「月のしずく」で仕込み

こののクラフトビール

クラフトビールの醸造は、「ゆの里」を経営する重岡昌吾社長が、ビールメーカーに勤務していた友人に、「『月のしずく』でビールを作ったらおいしくなるよ~」と言われたことがきっかけでスタート。「月のしずく」は、高野山麓に湧く温泉水「銀水」と無菌の地下水「金水」をブレンドしたミネラルウォーター。「ゆの里」の温泉に使われているのはもちろん、飲料水としても販売されています。

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新規事業「ビール事業部」を託されたのは、自身の結婚式の引き出物にクラフトビールを選ぶほどビールが大好きな土本祐輔チーフディレクターと、大阪のクラフトビール店で働いた経験があり、ビールにめちゃくちゃ詳しい岩本貴史マスターブルワー。

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「水質の調整は一切することなく、クリアなビールが出来上がるのは、『月のしずく』があってこそ」と岩本マスターブルワー。「『月のしずく』で作るクラフトビールは、苦味やえぐみが出なくて、狙った味がダイレクトに表現できるんです」と土本チーフディレクター。

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衛生管理が行き届いた清潔な空間で、「神野々麦酒」は作られています。年間7万ℓ醸造できる設備を備え、「ペールエール」「ベルジャンホワイト」「ゴールデンエール」の定番3種類の他、現在は、「ポーター」「ヘイジーIPA」を限定醸造していて、これからどんどん新しいビールにチャレンジしてくそうです。

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「限定ビールは、毎回、どんなのにしようかな~と、そしてどんな味に仕上がるのか楽しみ」「定番ビールでも毎回微妙に味は違うんです。前よりおいしくなるように作っているから」。土本チーフディレクターも岩本マスターブルワーもとても楽しそうにビールづくりをしていて、「神野々麦酒」についてマニアックに語ってくれます。

ビアパブ「Konono BEER STOP」併設

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醸造所には、樽生ビール&軽食が楽しめるビアパブ「Konono BEER STOP(コノノ・ビア・ストップ)」が併設。「神野々麦酒醸造所」で作られたビールをタップから注がれる樽生で味わうことができ、常時6種類が用意されています。新作ビールができるたびにラインアップが入れ替わっていくので、最新情報はインスタでチェックしてね。

温泉施設「ゆの里」内のお食事処、お水の宿「このの」内のイタリアンレストラン「ラ・フォンテ」でも“樽生”が飲めますが、こちらは3タップで3種類の提供とのこと。

こののくらふとビール

それでは、お待ちかねのビアタイム! クラフトビールの価格はレギュラー858円~、パイント1210円~。

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「3種飲み比べセット」(1320 円)で、「ペールエール」と「ヘイジーIPA」、限定醸造の「コノノセゾン1号」をセレクト。「ドリンクチケットキャンペーン」(3杯2200円)という、レギュラーサイズビールを3杯楽しむメニューもありました。1杯550円で飲める10枚綴りのビール回数券も5500円で販売中です。

ビールを飲んだ感想は、「とんがったクラフトビールではなく、飲みやすいクラフトビール。それぞれに特徴があってクラフトビールの良さはしっかりと」と、抽象的でごめんなさい。土本チーフディレクターも岩本マスターブルワーも、名水「月のしずく」を大事にしたビール造りをされているんだなというのが伝わってきました。

こののびーるじょうそうしょボトルビール

クラフトビールはボトルでも販売。

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「ペールエール」「ベルジャンホワイト」「ゴールデンエール」は各700円。「ポーター」は700円、「ヘイジーIPA」は800円。3本購入すると専用BOXに入れてくれます。まだまだ橋本市まで行かなければ、手に入りにくいビールなので、ビール党のお友達へのプレゼント、お土産におすすめです。

ノンアル&料理にも
こだわりが満載

こののくらふとびーる

食事メニューにも注目。「kononoドッグ!」(980円、サラダポテトセット+220円)のフランクフルトの太さには驚きです。岩本マスターブルワーが、「ビールにはソーセージ! でも加工肉って添加物を気にされる方も多くて…。ならば自分で作っちゃえ」と、試行錯誤すること約1年。「ゆの里ファーム」のフレッシュハーブを使用した、ビールに合う自家製フランクフルトを完成させました。岩本マスターブルワーが、一本一本手動式のソーセージメーカーで手作りするフランクフルトをぜひ味わって。

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ちなみに「kononoドッグ!」のパンは「月のしずく」で発酵させたパン、サラダに使われている野菜は、「ゆの里ファーム」で育った完全無農薬の新鮮野菜、ドレッシングは「ゆの里手作り工房」で作られた「玉葱・人参ドレッシング」と、「ゆの里」ってオールマイティーなんです。

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こちらは岩本マスターブルワーが編み出したオリジナルのクラフトコーラ。13種のスパイスを配合した「神野々コーラ」(748円)は、飲み慣れた世界的ブランドのコーラとは似て非なるもので、爽やかさの中に、自然の甘みとスパイスの風味が広がります。「自家焙煎コーヒー」(748円)、「うめレモン」(748円)など、ノンアルコールドリンク、ソフトドリンクにもこだわっていて、お酒が飲めなくっても、飲まなくってもウエルカムです。

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とろ~りチーズの「スパニッシュチーズオムレツ」(968円)は、アツアツハフハフをスキレットで提供。橋本市の「はしもとオムレツ」にも認定されています。料理とドリンクのペアリングはスタッフにお任せあれ!

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「ピザ・マルゲリータ」(ミニサラダ付き1320円)は、お水の宿「このの」のイタリアンレストラン「ラ・フォンテ」が監修。イタリア産のダッテリーニトマトのソースを使い、「ゆの里ファーム」の採れたてフレッシュバジルを散らした、素材勝負の逸品。一品一品手の込んだ料理が用意されているので、ランチ使いにもぜひぜひ。

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店内にはスタンディング席とタップの目の前のカウンター席、窓向きカウンター席があり、おひとりさまでも気兼ねなく、ビールも食事もゆっくりと楽しめます。

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テラス席もあり、「バーベキュープラン」も検討中とか。

泊まって温泉&ビール
無料送迎バスも運行中

こののくらふとびーる

橋本駅から車で約10分、クラフトビールは飲みたいけど帰りの運転が…と、あきらめないで! 1時間に1本、橋本駅⇔ゆの里の無料送迎バスが運行されています(詳細はコチラを)。また、「神野々麦酒醸造所」の目の前には、お水の宿「このの」があるので、泊まって温泉&ビール三昧という楽しみ方もありです。ただし、お水の宿「このの」は人気の宿なので、宿泊予約はなかなかの争奪戦ですが。

お風呂上がりのクラフトビール、最高ですよ~。

名称 神野々(このの)麦酒醸造所
所在地 和歌山県橋本市神野々906-1 地図
電話番号 0736-33-1126
営業時間 12:00~18:00(OS17:30) ※金・土曜は21:00まで(OS20:30)
定休日 火曜
駐車場 あり
Instagram @ konono_beer