HOME グルメ 【和歌山市】「なごみ食堂」で家庭の味と店主との会話を楽しむ
2025年6月2日 OPEN!!

和歌山中央郵便局のすぐ近くに、2025年6月にオープンした「なごみ食堂」。“毎日食べたくなる家庭の味を手ごろな価格で”をモットーに、丼や定食などのランチメニューを中心に提供しています。そのやさしい味と価格へのこだわりの背景には、店主のある想いが。そして店主のもう一つの顔とは?

ビジネス街の一角に
ほっとひと息つける食堂がオープン

和歌山中央郵便局や銀行などのビルが立ち並ぶけやき大通りに、白い暖簾をなびかせる『なごみ食堂』。2025年6月にオープンした同店は、お仕事を頑張るビジネスパーソンたちに午後の活力と癒しのひとときを提供しています。

扉を開けるとにこやかに出迎えてくれたのは、店主の松岡奈都美さん。

まるで実家に帰ってきたかのような、どこか懐かしい気持ちにさせてくれる店内。おしゃれなカフェみたいな飾り気はないけれど、肩の力をふっと抜いて過ごせる居心地の良い空間です。

テレビに映る野球の試合を見ながら、「今日は負けたなあ」とぽつり。松岡さんとのそんな何気ないやり取りも、同店ならではの魅力。

毎日でも食べたくなる家庭の味を
リーズナブルな価格で

同店のメニューのこだわりは、すべて手作りであること。そして、毎日でも食べたくなるような家庭の味をリーズナブルな価格で提供することです。

この2つにこだわる理由は、松岡さんがお店を始めたきっかけにあります。同店を開く前から、松岡さんは一人暮らしのお父さんに手作りのご飯を届けていたのだそう。

「毎日ちゃんとおいしいご飯を食べてほしい。お父さんのように、1人で暮らす高齢の方が、気軽にフラッと立ち寄れる場所があったら…」そんな想いから、誰もがあたたかい家庭の味を味わえる食堂をオープンしたのだとか。

特製からあげ丼(750円)

見ているだけでも食欲をそそられるメニューの中でも、特に人気なのが「特製からあげ丼」(750円)。注文が入ってから揚げるジューシーで柔らかな唐揚げが、タルタルソースとともに熱々のご飯の上にたっぷりと盛られています。ボリューム満点なのに、このお値段というのも嬉しいポイント。

タレは特製の甘辛ソースとネギ塩から選べるので、お好みに合わせてどうぞ。

そして、丼や定食とぜひ一緒に頼んでほしいのがお味噌汁。松岡さん曰く「特別な食材を使っているわけではない」とのことですが、味噌を煮立たせない・ネギは切りたて・あたたかいまま提供する…そういった小さな心遣いの積み重ねが、心に沁みるおいしさにつながり、お客さんから評判だそう。

週替わり弁当(450円) ※取材時はハンバーグ弁当

「週替わり弁当」はなんと450円! ワンコインでお釣りがくるという、このご時世に嬉しい価格設定です。

こちらのお弁当だけでなく、丼や定食などを含めた全メニューがテイクアウトOK。職場やお家で『なごみ食堂』の味を楽しめちゃいます。

人と人とが繋がれる
コミュニティを作りたい

「なごみ食堂を通して、“人と人とが繋がれるコミュニティ”を作るのが目標なんです。『とりあえずなごみ食堂に行こうか』『あそこに行けば誰かと話せるかも』――そんなふうに、誰もがホッとできる場所を作りたいと思っているので、ぜひ足を運んでもらえたら嬉しいです」と、話す松岡さん。

そんな松岡さんですが、実は大の日本酒好き。Instagramでは日本酒の魅力を日々発信していて、フォロワーはなんと1万人超え。“日本酒インフルエンサー”としての顔も持っています。

なごみ食堂も、ゆくゆくは昼間の営業だけでなく、夜にはさまざまな日本酒と、それに合う一品料理を楽しめる“居酒屋なつみ”としても営業していきたいそう。「このお酒、飲んだことある?」「この肴に合うんですよ〜」なんて会話を楽しみながら、日本酒の奥深さをもっとたくさんの人に発信したいとのこと。

ランチタイムに加えて、夜の“ちょっと一杯”も楽しめる日が来るのが、今から楽しみです。これからの『なごみ食堂』、そして松岡さんの挑戦にぜひご注目を。

名称 なごみ食堂
所在地 和歌山県和歌山市屋形町1-42-1 地図
電話番号 080-4741-8905
営業時間 11:00〜14:00
定休日 土・日曜、祝日
駐車場 なし
Instagram @nagomisyokudo753