HOME 観光・おでかけ 【橋本市】「ゆの里」3種の水が湧き出る! 水の聖地で癒やされる温泉時間

和歌山県橋本市にある「ゆの里」は、ただの温浴施設ではありません。訪れる人のお目当ては“お湯”だけでなく、施設から湧き出す特別な水。全国からリピーターが通う、まさに“水の聖地”とも呼べるスポットです。

今回はそんな「ゆの里」で過ごした1日をご紹介します。

タンクを抱えた人々が集う、“水”を求める場所

和歌山県橋本市にある施設、「ゆの里」。

施設に到着してまず驚くのは、タンクや容器を抱えて訪れる人々の多さ。「ゆの里」では入浴だけでなく、特別な地下水「金水」を持ち帰ることができます。ロビーには専用タンクを抱えた常連さんが行き交い、独特の光景! 

「金水」とは「ゆの里」に湧き出る無菌の地下水で、入泉者限定でポリタンク5個まで、無料で分けてもらえます。空のポリタンクも「ゆの里」で購入することができるので、訪れた際はぜひゲットしてください。

女湯で体験!肌にやさしいお湯に癒される

今回、施設2階にある女湯に入りました。入浴料は2025年9月現在、大人:1100円・4歳~12歳の小人:660円。浴槽のお湯はすべて「ゆの里」の水を使用しており、肌あたりが優しく、肌にまとわりつくやわらかい感覚が心地よいのが特徴的!

内湯はもちろん、露天風呂では青空の下で開放感たっぷりにお湯を楽しめます。肌をなでるようなまろやかなお湯は、湯上がり後もしっとり感が続き、保湿効果も感じられるほど。まさに“美人の湯”と呼ぶにふさわしい温泉です。

無菌の地下水である「金水」と、温泉水である「銀水」をブレンドしたミネラルウォーターの「月のしずく」。これらの水を組み合わせて、スチームサウナやジェットバス、気泡風呂など、さまざまな温泉を楽しめます。また、隣接する宿泊施設「このの」では、3番目に湧き出た「銅水」が加わった温泉にも入ることができますよ。

料理にも「月のしずく」が使われる!

温泉でさっぱりしたあとは、3階にある「お食事 ゆの里」で食事がおすすめ! 窓際の席は景色もよく、ゆったりとした時間を過ごすことができます。

料理に使用されている水は、すべてミネラルウォーターの「月のしずく」と 無菌の地下水である「金水」。そして、野菜は可能な限り「ゆの里ファーム」で作られた無農薬野菜を使用し調理されているそう! 今回は、軽めに「ミニサイズ」(660円)の天ぷらうどんを注文しました。

「これ、本当にミニサイズでいいの?」と疑うほどのボリューム感。嬉しい誤算です。しかし、やはり特筆すべきは、うどんのおだし! ここでももちろんミネラルウォーター「月のしずく」が使われています。口に含むと、だしの旨みが広がり、優しい口当たりです。のど越しもすっと軽やか。体を温めたあとにいただく優しい味わいは、心までほぐしてくれるようです。

水の恵みをパンでも。
「月のしずく」を使った焼き立てパン

温泉を堪能したあと、最後に忘れずゲットしたいのが、ロビーに並ぶ「月のしずく」を使用したパン。購入したパンは、入浴時にフロントで預かってもらうこともできるため、入浴前に購入しておくのもおすすめです。

今回購入したパンは3種類! 「プレーンブロッチェン」(437円/5個入)は、素材の美味しさがダイレクトに伝わり、シンプルながら奥深い味わいです。具材がなくても生地そのものの美味しさを堪能できるのは、やはり水の力あってこそ。「生地だけのプレーンのパンが、ここまで美味しいなんて!」と驚く程でした。


真っ白でころんとした可愛らしい見た目がかわいらしい「米粉パン」(346円/2個入)。和歌山県産のお米である「天野米」や国産米油、きび砂糖などこだわり素材で丁寧に焼き上げられた逸品です。

「いちじくくるみ」(367円)は、「もう1個買っておけばよかった…」と後悔した一品。断面をのぞくと、いちじくがぎっしり入っています。噛むごとに果肉の甘みとくるみの香ばしさが広がり、贅沢な味わいを楽しめます。

お湯に浸かって、食べて、飲んで、パンや汲んだお水はお持ち帰り。ここまで“水”を全身で感じられる施設は、全国的にもめずらしいのではないでしょうか。「ゆの里」ならではの癒やしを、ぜひ体感してみてください!

名称 天然温泉 ゆの里
所在地 和歌山県橋本市神野々898 地図
電話番号 0736-33-1126
営業時間 10:00~22:00(最終受け付け21:00)
※食事は11:00~OS20:30
定休日 水曜
駐車場 あり
web https://www.spa-yunosato.com/
Instagram @yunosato_cosme