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かげろう

和歌山おみやげランキング上位「かげろう」の秘密

公開日 2022.06.09

和歌山のおみやげといえば?のアンケート(和歌山のフリーマガジン「リズム」より)で、読者から多くの支持を集めたのが「かげろう」。白浜町の株式会社福菱(ふくびし)が、1967年から製造販売している紀州銘菓です。その誕生の歴史と、おいしさの秘密を解き明かしましょう。

小さいお子さんでも食べやすいお菓子を創りたい!

白浜町の福菱(ふくびし)の「かげろう」

かげろう

1933(昭和8)年に創業した同社。白浜温泉を本拠に、銘菓「柚もなか」「はまゆう」などの和菓子を製造・販売し、多くの人に親しまれてきました。

温泉客の賑わいが華やかな1967(昭和42)年、子どもでも食べやすいお菓子を…との思いから、和菓子ではなく、同社では初の試みとなる洋菓子製造にチャレンジ。やわらかな生地の食感とバタークリームの絶妙な組み合わせが評判を呼び、大ヒット商品になりました。

はかなくも幸せな味わいに魅了される

かげろう
「かげろう」10個入り1080円、15個入り1650円
かげろう包装

口に入れた瞬間、消えていくような食感。浜辺に漂う陽炎(かげろう)のように、はかないイメージからネーミングされました。

2022年現在、1日に約4万個を工場で製造していますが、ふわふわっとした生地は職人の技術でないと生み出せません。その熟練の手技は、昭和から令和の時代まで受け継がれているのです。

「生かげろう」を現地のカフェで、ぱくっ

Kagerou Café(カゲロウカフェ)

生かげろう
「生かげろう」1個100円~

2015年、あるお客さんから「中身を生クリームにしたらもっとおいしく、いくつでも食べられるのでは?」との提案がありました。そこで、「生かげろう」の開発に着手。映えるビジュアルも話題になり、超人気商品になりました。

「生かげろう」は、福菱本店に隣接する「Kagerou Café(カゲロウカフェ)」で楽しむことができます。テラス席で海を眺めながら頬張れば、この上ないシアワセ!

テイクアウトは6種のセット販売(900円~)のみ。どの種類が入るかは、その日によって変わります。

カゲロウカフェ
名称 Kagerou Café(カゲロウカフェ)
所在地 和歌山県西牟婁郡白浜町1279-3 地図
電話番号 0739-42-3129
営業時間 営業時間:8:00〜18:00
Café&Bar 18:00〜20:00(L.O.19:30)
定休日 年中無休(臨時休業あり)
web https://fukubishi.co.jp/kagerou_cafe/
Instagram @fukubishi

福菱が誇る、おみやげラインナップ

「柚もなか」「はまゆう」

柚もなかとはまゆう手前は「柚もなか」(12個入り650円)で、柚の香りをそのまま保ちつつ、さっぱりと甘さひかえ目に仕上げた同社創業以来の銘菓です。奥は「はまゆう」(6個入り650円)で、上品な和菓子。トースターやフライパンで炙れば、いっそうおいしくなります。

「パンダクッキー」

パンダクッキー「パンダクッキー」(10枚入り650円)は、パンダの正面が1枚と、後ろ姿が9枚。優しい味わいで、子どもに大人気です。

 「川添茶セット」

川添茶セット

川添茶クッキー 「川添茶セット(川添茶くっきー、まどれーぬ2個、川添茶さぶれ)」は1500円。いずれも、茶の香りと程よい苦み、まろやかな甘さが口の中に広がります。

「川添茶ロール」

川添茶ロール「川添茶ロール」1本1300円

「アイスかげろう」

アイスかげろう

「アイスかげろう」は2個入り250円。

この「川添茶ロール」と「アイスかげろう」は、Kagerou Caféで販売されています。「生かげろう」も含め、同店で生菓子を購入する際は、保冷に適したカバンを持参しましょう。あ、忘れた!という場合は、同店で保冷バッグ(350円)が販売されているので、ぜひ利用を。


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